
SOMPO美術館「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」会場
薬草学や植物学など、科学的研究を目的として草花を正確かつ緻密に描いた植物画「ボタニカル・アート」で、食用になる植物を描いた作品を紹介する展覧会が、東京で始まる。
ボタニカル・アートは17世紀の大航海時代、珍しい植物を追い求めたプラント・ハンターたちの周辺で描かれ、専門の画家も活躍するなど急速に発展。18世紀以降になると科学的な目的に加え、芸術性の高い作品も描かれるようになった。
展覧会は、英国キュー王立植物園が協力。野菜や果物をはじめ、ハーブやスパイスなど、身近なものから珍しいものまで、さまざまな食材を植物(食物)にまつわる物語と共に紹介する。
あわせて古いレシピや、食卓を飾るティー・セット、カトラリーなどの資料類も展示。ボタニカル・アートを通じて、イギリスの歴史と食文化をたどる。
「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」はSOMPO美術館で2022年11月5日(土)~2023年1月15日(日)に開催。入館料は一般 1,600円など。

SOMPO美術館「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」会場

SOMPO美術館「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」会場

SOMPO美術館「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」会場