2014年1月29日(水)、東京・台東区の東京国立博物館で、この夏に開催される特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」の報道発表会が行われた。
日本のみならず、アジアでも初めてとなる台北故宮博物院の展覧会。台北故宮博物院が収蔵する中国文化財の優品から「翠玉白菜」(6月24日(火)~7月7日(月)、2週間限定で東京展のみ出展)、「肉形石」(10月7日(火)~10月20日(月)、2週間限定で福岡展のみ出展)をはじめ、東京展には186件、福岡展には110件が出展。中国文化の特質や素晴らしさを広く展観する。「翠玉白菜」と「肉形石」は、国外で公開されるのは初めてとなる。
展覧会の構成は、序章「皇帝コレクションの淵源」、第1章「中国士大夫の精神 ─ 宋元の書画 ─」、第2章「天と人との競合 ─ 元明清の工芸品 ─ 」、第3章「中国伝統文化の再編 ─ 清朝皇帝の世界 ─ 」。
東京展に出展される「翠玉白菜」は、1965年にツタンカーメン、1974年にモナリザなどを展示した本館特別5室を使い、1点のみが展示される。
展覧会のサポーターには一青窈さんが就任。台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を台北で過ごした一青窈さんは「友人のアテンドで年に2~3回は故宮博物院に行く」といい、展覧会については「なかなか見れないものが日本に来る。翠玉白菜は、中国大陸からの観光客も並んで見るほど。展覧会に足を運んでもらって、もっと見たければぜひ台湾へ」とPRした。
「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」は2014年6月24日(火)~9月15日(月・祝)、東京国立博物館 平成館 特別展示室で開催。観覧料は一般当日1,600円、前売は1,400円で4月1日(火)から発売。
なお同展は、2014年10月7日(火)~11月30日(日)に九州国立博物館に巡回する。
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東京国立博物館 特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」