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    レポート
    ポンピドゥー・センター傑作展 ―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―
    東京都美術館 | 東京都
    「1年1作家1作品」で紹介
    むき出しになったパイプや透明なチューブ状のエスカレーターなど、工場を思わせる特徴的な建物で知られるパリのジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター(通称:ポンピドゥー・センター)。世界屈指のコレクションから、1年ごとに1作家の1作品を選んで紹介する、ユニークな展覧会が開催中です。
    1977年に開館したポンピドゥー・センター。国立近代美術館をはじめ産業創造センター、公共情報図書館、音響音楽研究所なども含めた総合文化施設です。特徴的な建物は、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースによる設計。あまりにも斬新な建物は、開館当初は議論を呼びましたが、今では年間500万人を集める文化施設として定着しました。

    ポンピドゥー・センターの中核といえる国立近代美術館は、20世紀初めから現代まで11万点の作品を所蔵する、世界でも有数の大規模美術館。日本でもその所蔵作品はしばしば展示されています。

    本展ではピカソ、マティス、シャガール、デュシャンなど20世紀を代表する巨匠から、日本ではほとんど紹介された事がないアーティストまで、絵画、彫刻、写真、映像やデザインなど多彩なジャンルの作品を紹介。何といっても特徴的なのは「1年1作家1作品」で、フォーヴィスムが台頭してきた1906年から、ポンピドゥー・センターが開館した1977年までを対象に、「その年に制作された作品」を1点づつ展示、しかも同じ作家はNGという、かなり珍しいルールで構成します。

    並んだ作品は71点、つまり作者も71組。1913年のデュシャン、1917年のシャガール、1928年のフジタなどもちろんお馴染みの名前もありますが、かなりの美術ファンでもすぐには思い出せないような作家も見られます。


    会場

    会場構成は、パリを拠点に国内外で活躍する建築家の田根剛氏が担当。3つのフロアはフランス国旗(トリコロール)から、赤・青・白でゾーニング。壁面もそれぞれ斜め、ジグザグ、円形と変化を付けています。

    作品の横には作家のポートレートとともに作家の言葉も添えられており、作家の考えに触れる事もできます。

    最後の作品(1977年)は、ポンピドゥー・センターのスタディ模型。コンペで当選した時、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースはまだ無名に近い存在でしたが、一躍ビッグネームに。ピアノは関西国際空港、ロジャースはロイズ・ビルディング(ロンドン)など世界中で活躍しています。

    巡回はせずに、東京都美術館だけでの開催です。

    [ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2016年6月10日 ]


    料金一般当日:1,600円
     → チケットのお求めはお出かけ前にicon


    ■ポンピドゥー・センター傑作展 に関するツイート


     
    会場
    会期
    2016年6月11日(土)~9月22日(木)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:30
    休館日
    月曜日、7月19日[火] ※ただし7月18日[月・祝]、9月19日[月・祝]は開室
    住所
    東京都台東区上野公園8-36
    電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
    公式サイト http://www.pompi.jp/
    料金
    一般 1,600(1,400)円/大学生・専門学校生 1,300(1,100)円/高校生 800(600)円/65歳以上 1,000」(800)円
    ※()内は20名以上の団体料金及び前売り料金
    ※中学生以下は無料
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
    ※6/15[水]、7/20[水]、8/17[水]、9/21[水]はシルバーデーにより65歳以上の方は無料。当日は混雑が予想されます。
    ※毎月第3土・翌日曜日は家族ふれあいの日により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額
    (※いずれも証明できるものをご持参ください)
    ※都内の小学・中学・高校生並びにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
    展覧会詳細 ポンピドゥー・センター傑作展 ―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで― 詳細情報

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