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レポート
プリンス&プリンセス ─ 語り継がれる幸せの言葉
東京富士美術館 | 東京都
夏休みにピッタリ、憧れの世界
女の子なら一度は憧れる、プリンス&プリンセスの世界。物語の中に登場するフィクションの存在から、実在のプリンス&プリンセスまでを紹介する企画展「プリンス&プリンセス展」が、東京富士美術館で始まりました。
《エドワード・カルヴァートの眠れる森の美女》1855年 / 《眠り姫》1895年 / 《眠り姫とおとぎ話集》
(左から)《再現ドレス シンデレラ 舞踏会》 / 《再現ドレス シンデレラ プリンス・チャーミング》ともに制作:文化服装学院 提供生地:株式会社オカダヤ
雪の女王のコーナー、左から 《雑誌》1957年 / 《ポストカード》1905年
《ランタンスライド》1890年代
《皇后ジョゼフィーヌのティアラ》19世紀初頭 東京富士美術館蔵
(右から)《皇后ウジェニー》1850年代 / 《皇帝ナポレオン3世》1850年代 ともに東京富士美術館蔵
《イヴニング・ドレス(マリア・ニコラエヴナ大公女着用)》1840年頃 文化学園服飾博物館蔵
(左から)《エリザベス女王戴冠式のドール》1953年 / 《写真》1962年
夏休みの親子・家族向け企画として実施される本展。三部構成で、華麗なプリンス&プリンセスの世界を紹介していきます。

第1部は「物語の中のプリンス&プリンセス」。19世紀から20世紀初頭まで各国で出版された挿絵本などが並びます。

プリンス&プリンセスのイメージはディズニーの印象が強いですが、シンデレラも、眠れる森の美女も、白雪姫も、ストーリーが成立したのはもちろんディズニーよりもずっと前。例えばシンデレラのドレスは青のイメージが強いですが、絵本によって千差万別。展示されているシンデレラの再現衣装は鮮やかな赤ですが、1858年の絵本の挿絵を元にしています。

会場は各所に物語のシーンをイメージしたディスプレイがあり、雰囲気抜群。間違い探しのクイズも用意されており、子どもと一緒に楽しめると思います。


第1部「物語の中のプリンス&プリンセス」

第2部は「実在のプリンス&プリンセス」。ヴェルサイユ宮殿を建てたルイ14世の時代から、現代のプリンス&プリンセスまで紹介されます。

写真が無い時代は絵画や版画で表現されてきたプリンス&プリンセス。豪華な服飾や宝飾品は、権力の象徴でもあります。

資料とともに、会場では楽しいエピソードも紹介。ヴィクトリア女王(エリザベス女王の高祖母=ひいひいおばあさん)は18歳で即位。見初めた男性に自らプロポーズする肉食系プリンセスでした。

記憶に新しいのが、ダイアナ妃。チャーミングな容姿で世界中から愛されましたが、チャールズ皇太子と離婚した後、わずか1年で交通事故死。まさに「永遠のプリンセス」になってしまいました。


第2部「実在のプリンス&プリンセス」

第3部は「和の雅の世界」。平安時代から続く、日本の宮廷文化。日本最古の物語といわれる竹取物語に基づく「かぐや姫」の紹介のほか、束帯と五衣唐衣裳(十二単)の衣裳も特別に展示されています。

会場の外にもお楽しみが。プリンス&プリンセスの衣装を着て撮影できるコーナーが設けられました。自慢の1枚が撮影できたら、ぜひSNSで拡散してください。


第3部「和の雅の世界」と、会場外の撮影コーナー

夏休みにピッタリの楽しい企画。子ども連れはもちろん、カップルでも楽しめると思います。いつものように常設展示では自慢の西洋名画がずらり。レオナルド・ダ・ヴィンチの真筆という説も強い《タヴォラ・ドーリア》も展示中です。

[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2016年7月15日 ]

※明記のない作品は全て「かわたまさなおコレクション」



■東京富士美術館 プリンス&プリンセス に関するツイート


 
会場
会期
2016年7月16日(土)~10月2日(日)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(受付は30分前まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は開館。翌日火曜日が振替休館)
住所
東京都八王子市谷野町492-1
電話 042-691-4511
公式サイト http://www.fujibi.or.jp
料金
大人800(700)円、大高生500(400)円、中小生200(100)円、未就学児無料
※土曜日は中小生無料
※( )内は各種割引料金[20名以上の団体・65歳以上の方・当館メルマガ登録者ほか]
展覧会詳細 プリンス&プリンセス ─ 語り継がれる幸せの言葉 詳細情報
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