《高浮彫兎と蛇と男蓋付湯呑》

この作品の応援メッセージを見る

《高浮彫兎と蛇と男蓋付湯呑》 井上良斎 明治時代前期~中期

横山美術館


幕末、瀬戸出身の井上良斎が江戸へ行って製陶を始め、明治8年には隅田川西岸に瀬戸伝統の登り窯を築いて盛んにつくられた輸出陶磁器・隅田焼。 この作品も、隅田焼の特徴である独特な赤の塗料が使われ、釉薬を掛け分けて彩色しています。蛇と兎、それを追いかけているかのような町人の男、そして蓋にはのんびりとした様子のカタツムリが、高浮彫で表現されています。


担当者からのコメント

隅田焼は「これってどんなシチュエーション…?」と思わず首を傾げてしまうような、ユニークなモチーフが多いのですが、これもそんな作品の一つ。逃げる兎と蛇を男が捕まえようとしている…ように見えるけれど、実は全然違うのかも…? カタツムリは下のドタバタ劇に気付いているのかいないのか。いろいろな想像が膨らむのも隅田焼の面白いところで、作者が楽しんでつくったことが伝わってくるようです。
この作品は現在展示していませんが、常設展の中に隅田焼のコーナーがありますので、ぜひご覧ください!

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
北海道
新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
愛媛県
瑞穂町郷土資料館 けやき館 学芸員募集 [瑞穂町郷土資料館 けやき館]
東京都
しょうけい館(戦傷病者史料館) 学芸スタッフの募集 [しょうけい館(戦傷病者史料館)]
東京都
展覧会企画運営スタッフ(正社員)募集  株式会社アートインプレッション [株式会社アートインプレッション]
東京都
展覧会ランキング
1
東京都美術館 | 東京都
ミロ展
開催中[あと21日]
2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
2
三菱一号館美術館 | 東京都
ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
開催中[あと84日]
2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
3
東京国立博物館 | 東京都
イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
開催中[あと49日]
2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
4
TOKYO NODE | 東京都
デザインあ展 neo
開催中[あと100日]
2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
5
国立科学博物館 | 東京都
特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」
本日終了
2025年3月15日(土)〜6月15日(日)