名和晃平 生成する表皮

    十和田市現代美術館 | 青森県

    名和は、セル(細胞・粒)で世界を認識するという独自の概念を軸に、ガラスや液体などのさまざまな素材や技法を横断しながら、彫刻の新たなあり方を一貫して追求しています。素材の探求を通じて彫刻の概念を拡張してきた名和の活動の変遷を、大学院生時代のドローイングシリーズ「Esquisse」と代表作の「PixCell」、そして新作「White Code」を含む多様な作品シリーズから紹介していきます。 【 展覧会に関して:名和晃平 】 太古から変わらない現象に、新たなイメージを重ね合わせることで、現象への解釈は無限にひろげることができます。例えば、「断続的な雨」という現象に「コード」という現代のイメージを重ねることで、その現象の意味を拡張するなどです。本展が取り扱うのは、そうした日々の理解からこぼれ落ちたマージナルな情報領域であり、それを受け止める感覚と想像の拡張です。 展覧会タイトル「生成する表皮(英語:Generative Interface)」は、名和晃平の作品に通底する制作概念を表しています。レンズ効果により視点の移動とともに表皮が映像的に姿を変える「PixCell」シリーズ、シリコーンオイルからグリッド状に泡が沸き立つ《Biomatrix (W)》。刻々と変化する界面は視触覚を静かに刺激して、見るものの感性を鋭敏に研ぎ澄まします。それは、情報化時代における知覚や認識のリアリティを背景に、物質と感性を介するインターフェースとしての「表皮」に焦点を当てています。
    会期
    2022年6月18日(土)〜11月20日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00 − 17:00(入場は閉館の30分前まで)
    料金
    1800 円(常設展込み)。高校生以下無料。
    休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)※最新の情報は web サイトをご確認ください。
    公式サイト https://towadaartcenter.com/
    会場
    十和田市現代美術館
    住所
    〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
    0176-20-1127
    評価
    名和晃平 生成する表皮に関連する特集
    特別展「岡本太郎」は大阪中之島美術館で開幕し、東京・愛知へ巡回。国際芸術祭「あいち2022」は7月30日に開幕します。彫刻家・名和晃平の国内の美術館で10年ぶりとなる個展は、十和田市現代美術館で開催されます。
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