Photograph 記憶の花 藤原更 Sarah Fujiwara

    ヤマザキマザック美術館 | 愛知県

    藤原更(ふじわら さら)の作品は、写真でありながら、写真ではありません。なぜならそこには、写真には捉えきれなかった“記憶”が挟み込まれているからです。 以前フランスで撮影した芥子畑の写真が、記憶に残る芥子畑とあまりにも違ったことを受けて藤原は、記録写真をもとに記憶の芥子を表現したいと考えるようになりました。「記憶の可視化」です。 展覧会名に“写真”ではなく“Photograph”をつかっているのは、藤原が“Photo(光)graph(書く)”という単語の本来の意味を踏まえて、「光で描く」思考を取りこんでいるからです。藤原は「光で描く」ことで、記録を越えた記憶の芥子を表現し、Photographが持つ可能性を更に拡張しようと試みているのです。 今回ご紹介する「花三部作」(蓮・薔薇・芥子/ハス・バラ・ケシ)は、コマーシャルフォトグラファーとして第一線で活躍した藤原ならではの「光と時間を駆使して瞬間を切り撮る写真」に、日本画の“ぼかし”や独自の“剥離”など、記憶のあいまいさを表現するための多様な技法が加えられています。 「命の儚さ、そして存在の輝きを表現したもの」をつくりだしていきたいという現代美術家 藤原更の『記憶の花』をお楽しみください。
    会期
    2024年4月26日(金)〜6月30日(日)
    開催中[あと40日]
    開館時間
    平日 午前10時から午後5時30分
    土日祝 午前10時から午後5時
    (最終入館は閉館30分前まで)
    料金
    一般:1,300円(10名様以上1,100円)
    小・中・高生:500円
    小学生未満:無料
    休館日 月曜日※4月29日、5月6日は開館 、5月7日(火)
    会場
    ヤマザキマザック美術館
    住所
    〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵一丁目19番30号
    052-937-3737
    Photograph 記憶の花 藤原更 Sarah Fujiwaraのレポート
    1
    「光で描く」ことで、記録を超えた記憶を表現した「Photograph」展が開催中。藤原更の「花三部作」(蓮・薔薇・芥子)を一堂に展示。
    写真表現の枠を超える藤原の作品を、ぜひお楽しみください。
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