フランス印象派の陶磁器 1866-1886 —ジャポニスムの成熟—

パナソニック汐留美術館 | 東京都

1874年4月、近代絵画史上最も画期的と見なされるグループ展、第1回印象派展がパリで開催されました。その出品作品のひとつであるモネの《印象、日の出》は、刻々と変化する水面の煌めきなどありのままの自然の情景が、大胆な筆致でキャンヴァスに表現されていました。当時のフランスのアカデミック美術は、忠実な模写を標榜していましたが、この絵画は精細さを欠いているとして多くの批判を浴び、このグループは皮肉をこめて「印象派」と名づけられました。同じ頃、陶芸の世界においても新しい技術やジャポニスムからの発想を生かすなど、近代性を取り入れた革新的な陶磁器が作られていました。 第1回印象派展の出品画家で銅版画家のフェリックス・ブラックモンも、日本美術の影響を受けた一人です。彼は、リモージュ磁器で知られるアビランド社の経営者で、日本美術の蒐集でも知られるシャルル・アビランドと出会い、同社の美術監督として迎え入れられると、ジャポニスムのモチーフなどを生かした伝統に捉われないデザインで才能を発揮しました。1880年代初頭には焼締陶器や銅紅釉を使用するなど新しい素材への挑戦を続け、アビランド社はフランスを代表する陶磁器メーカーとして発展しました。 そして、第1回印象派展から100年を経た1974年、「セラミック・インプレッショニスト(Céramique Impressionniste)」という展覧会がパリで開催されました。ここでは印象派絵画のような筆致で装飾された陶磁器と印象派絵画の関連が改めて注目を浴び、作品群は「印象派の陶磁器」と称され、その芸術性の高さが認知されることとなりました。 本展は、アビランド家コレクションを中心に、印象派時代の陶磁器を日本で系統的にご紹介する初めての機会です。印象派スタイルの絵付けをした陶磁器をはじめとして、19世紀後半のフランスが憧れた東洋や日本の美術が色濃く反映されたテーブルウエアや陶芸作品に加え、モネやルノワールといった印象派の絵画も展示いたします。
会期
2014年4月5日(Sa)〜6月22日(Su)
会期終了
開館時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
料金
一般 800円/大学生 600円/中・高校生 200円/小学生以下 無料/」65歳以上の方:700円 (年齢のわかるものをご提示ください)
※20名以上の団体:各100円引(65歳以上の方は除く)
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで:無料
休館日
水曜日休館
公式サイトhttp://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140405/
会場
パナソニック汐留美術館
住所
〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1  パナソニック東京汐留ビル4階
050-5541-8600(ハローダイヤル)
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フランス印象派の陶磁器 1866-1886 —ジャポニスムの成熟—
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 —ジャポニスムの成熟—のレポート
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ─ ジャポニスムの成熟 ─
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ─ ジャポニスムの成熟 ─
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陶磁器にも華開いた印象派、日本初紹介
モネ、ドガ、ルノワールらが1874年に開催したグループ展。後に皮肉をこめて「印象派」と名付けられたグループが、近代絵画において大きな足跡を残した事は良く知られていますが、同じころ、陶芸の世界でも革新的な陶磁器が作られはじめていました。
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