美しきいのち ― 日本・東洋の花鳥表現 ―

根津美術館 | 東京都

色も形もとりどりの花や、艶やかな羽を持つ鳥は、それ自体、洋の東西を問わず、古くから賞玩の対象とされてきました。ことに中国を中心とする東アジアでは、花や烏を描く花鳥画が、人物画や山水画と並び、絵画の主要なジャンルとなりました。一方、現代ではスケッチの意味で使われる「写生」という言葉は本来、花烏画において、対象を観察し、その形や生態、ひいては生き生きとした様子を写し取ることを意味するものでした。すなわち花鳥画とは、美しい動植物をモチーフに、いのちの輝きを描きとどめようとするものと言えます。 花鳥画に期待されたのは、生命感あふれる美しさだけではありません。珍しい花や空想上の鳥は、異国や極楽のイメージを喚起しました。また、外見的な特微や性質、それを表す漢字の音などを根拠に、富貴や長寿、多産などの吉祥が託されました。さらに花や鳥は、絵画にとどまらず、工芸意匠にもなりました。 本展では、根津美術館の所蔵品によって、東洋、特に中国と日本における花鳥表現の展開をたどります。花鳥画がジャンルとして成立する前の、文様としての花鳥表現を鏡の装飾に見出すところからはじめ、南宋以降の精緻な着色花鳥画と粗放な水墨花鳥画の併存を経て、16世紀の日本で狩野派が中心となってその双方を融合するプロセス、さらに明清時代の作例に花鳥画の有する保守性と進取性をながめた上で、江戸後期の円山四条派や南画が達成した軽快な花鳥画作品をご覧いただきます。 前期:9月7日(土)~10月6日(日)/後期:10月8日(火)~11月4日(月・祝)
会期
2019年9月7日(土)~2019年11月4日(月・祝)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金
一般1,100(900)円/学生800(600)円

※( )内は20名以上の団体料金、障害者手帳提示者おとび同伴者1名の料金

【前売券】
一般 900円 / 学生 600円

※2019年7月25日(木)~8月25日(日)企画展「優しいほとけ・怖いほとけ」開催期間中、美術館ミュージアムショップにて販売
休館日月曜日(ただし、9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)
公式サイトhttp://www.nezu-muse.or.jp/
会場
根津美術館
住所
〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
03-3400-2536
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新創開館10周年記念
建築家・隈研吾の設計により、2009年に新創開館した根津美術館。今年10月でちょうど10周年を迎えます。紀念の展覧会は、花と鳥がテーマ。館蔵品の絵画・工芸品で、中国と日本における花鳥表現の展開をたどります。
会場
会期
2019年9月7日(土)~11月4日(月・祝)
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