震災で被災した岩手県山田町の博物館「鯨と海の科学館」で、地道な修復作業が続けられている。
多くの展示品が津波で流失したが、同館の目玉だった世界最大級のマッコウクジラの骨格標本は無事。
当初1年はかかると思われた清掃作業も6月に終わり、骨格標本も洗浄されたが、科学館の電気は現在も止まったままで、館の周辺はがれきの仮置き場に。
全面復旧には数億円かかる見込みだが、町の財政にも余裕はないという。
館長の湊敏さんは「マッコウクジラの標本だけでも早く見てもらえるようにしたい」と、館内の修復に取り組んでいる。
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