2015年5月26日(火)、東京・港区のサントリー美術館で「着想のマエストロ 乾山見参!」のプレス向け内覧会が開催された。
江戸時代の陶工、尾形乾山〔深省〕(1663~1743)を紹介する企画展。
乾山は京都の裕福な呉服商・雁金屋に生まれ、20代後半で仁和寺門前に隠居。野々村仁清に作陶を学び、京都の北西・鳴滝泉谷で陶工として活動した。
乾山の手による「乾山焼」は和・漢の文学的な世界観を礎に町衆文化や文人思想も組み込んで、それまでの陶磁には見られなかった世界観を確立。さらに当時流行した琳派風の模様や、中国からヨーロッパにいたる海外産の陶磁器意匠に基づく異国趣味なども独自の語法に置き換え、後の世代にも強い影響力を与えた。
展覧会では酒井抱一による琳派顕彰活動を経て、江戸で継承された知られざる「乾山」の姿も含め、「琳派の陶工」としての一面にとどまらない、自由闊達な創作の全容に迫る。
「着想のマエストロ 乾山見参!」はサントリー美術館で、2015年5月27日(水)~7月20日(月)に開催。観覧料は一般 1,300円、大学・高校生 1,000円。前売りはそれぞれ200円引きで2015年5月26日(火)23:59まで発売。
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