2019年1月11日(金)、東京・文京区の永青文庫で「石からうまれた仏たち」展の報道向け内覧会が開催された。
永青文庫が所蔵するアジアの仏像を紹介する企画展。
永青文庫は細川家に伝来した歴史資料や美術品を多数所有しているが、仏像のコレクションについてはあまり知られていなかった。
永青文庫の設立者である細川家16代・細川護立(もりたつ:1883~1970)は東洋美術に広く関心を持ち、中国の石仏・金銅仏、インドや東南アジアの彫刻も熱心に蒐集。
特に中国彫刻は、近代日本においていち早く中国美術を紹介・蒐集した早崎稉吉(はやさきこうきち:1874~1956)の旧蔵品が大半を占め、各時代の特徴を表した重要な像が多く含まれている。
展覧会では北魏時代(6世紀前半)の《菩薩半跏思惟像》や、唐時代(8世紀前半)の《如来坐像》(ともに重要文化財)をはじめとする中国彫刻や、ほとんどが初公開となるインド彫刻を一挙に紹介。あわせて個人蔵の中国金銅仏も展示する。
「石からうまれた仏たち ― 永青文庫の東洋彫刻コレクション ―」は2019年1月12日(土)~4月10日(水)、永青文庫で開催。入館料は一般 800円。
発信:インターネットミュージアム
>「石からうまれた仏たち ―永青文庫の東洋彫刻コレクション―」 情報ページ
>永青文庫 公式サイト