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特別企画「斉白石」

■「人民芸術家」がトーハクへ
【会期終了】 中国で優れた芸術家に贈られる栄誉称号「人民芸術家」を与えられた、斉白石(せい はくせき:1864-1957)。現代中国では最も有名な画家の一人です。今年は、日中平和友好条約の締結40周年。それを記念する展覧会が、東京国立博物館の東洋館4階8室で開催中です。
日本ではあまり知られていない斉白石。清時代の同治2(1864)年に生まれ、1957年に没した白石は、清、中華民国、中華人民共和国の3つの時代を生きました。詩、書、画、印という4つの分野に精通し、中国近代絵画の巨匠として親しまれている人物です。

1921年~1929年に計5回開催された「中日聯合絵画展覧会」で、4回にわたって作品を出展。力強い筆線と明るく華やかな色彩が、当時の日本人の心を掴み、好評を博しました。

今回の展覧会では、中国で最も古く大規模な美術アカデミー・北京画院が所蔵する、白石の名品を一堂に紹介。花、魚、蝦などの愛らしい生物と、ユーモラスに描かれた人物画が展示されています。



白石芸術の代表的な画題となる花木。貧農生まれで少年期は病弱だった白石は、力を要する農作業ができませんでした。両親は手工芸を学ばせて一家の生計の足しとすることとし、白石は10代後半から、指物師として働き始めました。

白石は、幼いころから絵を描くことを好みました。梅や竹などの祝賀の伝統文様を用いて、新しい図柄を考案し、称賛の声を浴びました。

故郷・湘潭の郷紳(きょうしん:君主制下の中国で、高い地位を有する人)だった胡沁園に師事。白石、27歳の時でした。胡沁園から、鳥の描写には「活(躍動感)」が大切であると学び、大胆な構図であしらわれた花木に、精緻な筆遣いで鳥獣を描いた作品を多く残しています。

100年近い生涯の晩年は、多くの人に慕われたものでした。中央に展示されている写真では、人々に囲まれている白石の姿を紹介。昔から中国で愛されている人物であることを、うかがわせる一枚です。

本展の後に、京都国立博物館に巡回(1/30~3/17)。出展内容を一部変更しての展示となります。

※《書斎》以外の写真は、すべて前期展示作品。

[ 取材・撮影・文:静居絵里菜 / 2018年10月29日 ]

東洋美術をめぐる旅:東京国立博物館 東洋館東洋美術をめぐる旅:東京国立博物館 東洋館

東京国立博物館(著)

平凡社
¥ 1,728

 
会場東京国立博物館
開催期間2018年10月30日(火)~12月25日(火)
所在地 東京都台東区上野公園13-9
TEL : 03-5777-8600(ハローダイヤル)
HP : https://www.tnm.jp/
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