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    レポート
    香りをイメージする香水瓶展
    ポーラ ミュージアム アネックス | 東京都
    涼やかな香りの中で、華麗な香水瓶の展覧会
    今から4000年以上前にさかのぼるといわれる香水の歴史。美しい香水瓶約100点を集めた展覧会が、涼やかなアロマ演出の中で行われています。
    「植物」モチーフの香水瓶
    展覧会場
    ガレの香水瓶。鮮やかな色彩が目を惹きます
    こちらも「植物」。モチーフはサボテン、ハスの花、けしの花…
    「女性美の表現」。左はラリックによる1910年代のもの
    「身近な形」。自動車や馬車の形など、ユニークなものが並びます
    3つの香りを楽しめるコーナー、右から「ブーケ」「オリエンタル」「合成香料」。筆者の好みはオリエンタル。
    会場入り口から
    香水はその希少性から、昔は限られた人しか使用することができませんでしたが、近代以降は香りの抽出法の改良や合成香料の登場などにより、広く親しまれていくようになりました。香水が一般的になるにつれて、容器のボトルデザインにも趣向が凝らされ、その装飾性を競うようになっていきます。

    エミール・ガレの香水瓶

    展覧会ではエミール・ガレやルネ・ラリックなどのガラス作家によるアール・ヌーヴォー、アール・デコの作品から、1940年代のメーカー・デザインの香水瓶まで紹介。「植物」「動物」「女性美の表現」「幾何学」など形状で分類され、ポーラ・コレクションの美しい作品約100点が展示されています。



    会場に漂う爽やかな香りは、アロマセラピストの大橋マキさんが独自にブレンドしたオリジナルアロマ「kohaku」です。グレープフルーツとローマンカモミールの香りに、北海道の和薄荷・木曽ヒノキ・シダーウッドなどをブレンドした演出で、涼やかな雰囲気の中でゆっくりと作品を見て回る方の姿が目につきました。
    [ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2011年8月2日 ]
     
    会場
    会期
    2011年7月16日(土)~9月11日(日)
    会期終了
    開館時間
    11:00~20:00(入場は19:30まで)
    休館日
    会期中無休
    住所
    〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
    電話 03-3563-5501
    公式サイト http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/
    展覧会詳細 「香りをイメージする香水瓶展」 詳細情報
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