ライゾマティクスメンバーと東京都現代美術館 参事・長谷川祐子
東京都現代美術館で2つの大規模展「ライゾマティクス_マルティプレックス」、「マーク・マンダース ーマーク・マンダースの不在」が開催される。
ライゾマティクスは、人とテクノロジーの関係を探求し、これまで600ものクリエイティブな体験を手掛けてきた。斬新でインパクトの強い空間的表現は、国際的に高く評価され、過去には、PerfumeやELEVENPLAY、狂言師・野村萬斎らともコラボレーションしたことも。
展覧会は今年、設立15周年となるライゾマティクスの美術館における初の大規模個展となる。進行中の新作やこれまで提案してきたプロジェクトのアーカイブを映像作品等で紹介する。
一方のマーク・マンダースは、彫刻やオブジェで独自のインスタレーションを展開しているアーティスト。触れると崩れそうな彫像など、虚構的な枠組みをベースとして独創的な作品世界を生み出している。
会場には33点の作品を展示。作品すべてで一つの作品とし、仕切りのない一つの空間を構成している。
また、今回の展覧会は、長谷川祐子が東京都現代美術館の参事として携わる最後のものとなる。長谷川は、4月より金沢21世紀美術館にて館長へ就任予定。
会期は、両展覧会とも2021年3月20日(土・祝)~ 6月20日(日)にて開催。料金は、それぞれ1,500円、2展セット券は一般 2,300円など。
東京都現代美術館「ライゾマティクス_マルティプレックス」展 《Rhizomatiks×ELEVENPLAY“multiplex”》2021展示風景
東京都現代美術館「マーク・マンダース マーク・マンダースの不在」展 《乾いた土の頭部》2015-16年