東京ステーションギャラリー「東北へのまなざし1930-1945」会場
東北地方の豊かな文化と営為、またそれらに注目した人々の動向を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
日本では1930年代以降、建築や生活文化が変貌し、社会や生活文化は、モダンとクラシック、都会と地方の両極で揺れ動いていた。
ドイツの建築家ブルーノ・タウトや民藝運動を展開した柳宗悦、シャルロット・ペリアンらは東北地方を訪れ、建築や生活用品に注目。素朴なこけしや郷土玩具を収集する動きは、民藝運動と呼応していった。
考現学の祖として知られる今和次郎や、『青森県画譜』を描いた弟の今純三、東北生活美術研究会を主導した吉井忠ら東北出身者たちも、故郷の人々と暮らしを見つめ直し、戦中期の貴重な記録を残している。
展覧会では6つ章で、東北各地で収集品や東北の暮らしの風景、郷土玩具の世界を紹介していく。
「東北へのまなざし1930-1945」は東京ステーションギャラリーで2022年7月23日(土)~9月25日(日)に開催。入館料は一般 1,400円など。
東京ステーションギャラリー「東北へのまなざし1930-1945」会場
東京ステーションギャラリー「東北へのまなざし1930-1945」会場
東京ステーションギャラリー「東北へのまなざし1930-1945」会場