
東京国立博物館 特別デジタル展「故宮の世界」 「バーチャル紫禁城 ― Night & Day ―」
かつて中国を統治した明・清の両王朝で、歴代皇帝が国を治める拠点だった紫禁城(現・故宮博物院)をテーマにしたデジタル展が、東京で始まる。
最先端のデジタル技術で、清王朝最盛期の紫禁城をVR(バーチャル・リアリティ)で再現。高輝度・高精細なLEDビジョンに投影し、実際に歩いているかのようなウォークスルー体験を提供する。
また、故宮博物院が所蔵する青緑山水の傑作で、北宋時代の画家・王希孟が残した唯一の作品「千里江山図巻」をデジタル映像にし、眼前に拡大投影。
同作品は中国で最も人気がある作品のひとつであるため、これまで日本で公開されたことは無いが、巨大な映像により絵画の中に入り込むように鑑賞ができる。
また、故宮博物院の膨大な所蔵品の中から、名品を選定して3DCG化。細部まで鑑賞することができる。
あわせて、東京国立博物館が管理する作品も紹介。在りし日の清朝の宮廷文化を紹介する。
東京国立博物館・平成館の特別展示室で大規模なデジタル展が行われるのは、本展が初となる。
日中国交正常化50周年記念 特別デジタル展「故宮の世界」は、2022年7月26日(火)~9月19日(月・祝)に開催。観覧料金は一般 1,500円など。
東洋館内ミュージアムシアターで上演される「故宮 VR 紫禁城・天子の宮殿」の鑑賞がセットになった、一般+ミュージアムシアターセット券は 1,800円。

東京国立博物館 特別デジタル展「故宮の世界」 「「千里江山図巻」シアター ― 天才画家、王希孟が描いた世界 ― 」

東京国立博物館 特別デジタル展「故宮の世界」 「デジタル多宝閣 ― 宮廷工芸コレクション ―」

東京国立博物館 特別デジタル展「故宮の世界」 イントロダクション「天子の宮殿 紫禁城」

東京国立博物館 特別デジタル展「故宮の世界」 「清朝宮廷の書画と工芸」