
「企業コレクションを覗いてみよう展」会場
収蔵されているにも関わらず、あまり活用されていない「企業が保有する美術品」に着目した展覧会が、東京で開催されている。
国内企業の中には、著名な美術家による作品を保有しているにも関わらず、社内での保管・公開だけにとどめているケースが少なくない。
経済産業省と株式会社 The Chain Museumが国内企業をリサーチしたところ、あまり知られていないアートコレクションの存在が数多く明らかになり、今回、一部の作品を匿名で借り受けて公開することになった。
展示されている作品は洋画5点で、小島善三郎、安井曾太郎、梅原龍三郎、中川一政(2点)。
アートの持つ価値は文化的にも経済的にも高まる中、企業がアートの価値を再発見する機会になることを狙う。
あわせて、若手アーティストによる大規模作品展示「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」も行われており、大渕花波、カワニシユウキ、平瀬ミキの作品を展示。
制作された作品はオフィスなど複数企業で展示を巡回・販売する予定で、企業は作品をコレクションしないでアーティストを支援することとなる。
「企業コレクションを覗いてみよう展」と「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」は、2023年3月7日(火)~3月12日(日)、日比谷高架下 OKUROJI にて開催。入場無料。

「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」会場より 大渕花波の作品

「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」会場より 平瀬ミキの作品

「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」会場より カワニシユウキの作品