![鳥取県立美術館 プレス懇談会学芸編 会場より [館長予定者]尾﨑信一郎氏(鳥取県教育委員会事務局 美術振興監)](https://www.museum.or.jp/storage//article_objects/2023/09/13/e4a5a4df7d44_l.jpg)
鳥取県立美術館 プレス懇談会学芸編 会場より [館長予定者]尾﨑信一郎氏(鳥取県教育委員会事務局 美術振興監)
2025年春の開館に向けて、鳥取県倉吉市で整備が進んでいる鳥取県立美術館は、都内でプレス懇談会を開催した。
館長予定者は、尾﨑信一郎氏(鳥取県教育委員会事務局 美術振興監)。
尾﨑氏は鳥取市生まれの61歳。兵庫県立近代美術館、国立国際美術館、京都国立近代美術館でキャリアを重ねた後、2006年から鳥取県立博物館の美術部門に着任。国内外に幅広い人脈を持ち、鳥取県の美術振興の中心的な人物といえる。
新しい美術館では、これまでの鳥取県立博物館のコレクション活動を継承しつつ、新しい方針によるアート作品の収集や企画展の開催も積極的に推進する。
新しい方針で収集される作品は、アンディ・ウォーホルの《ブリロの箱(1)〜(5)》など。青木野枝や李禹煥らによるコミッションワーク(委託制作作品)も計画している。
初年度の企画展は、5本(美術館での開催は4本)を予定。
開館企画展(2025年3月下旬〜6/15)『アート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術』は、江戸期から現代までの名作約200点を6セクションで展示。
夏季(7/19〜8/31)は『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展』。
秋季(10/18〜11/30)は『日本美術×動植物』(仮称)。
冬季(2/7〜3/22)の『CONNEXIONS』(仮称)では、8名程度の現代アーティストを招聘し、滞在制作を含めた新作を制作・発表する。
また、毎年一回、鳥取県立博物館(鳥取市)で『鳥取県の美術コレクション展』(仮称、期間は未定)が開催される。
今後は11月5日(日)に、開館500日前カウントダウンイベントを実施。今年度末に開館1年前カウントダウンイベントが開催される予定。

鳥取県立美術館 提供:槇総合計画事務所 イメージ制作:ヴィック Vicc Ltd.