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レポート
メイド・イン・ジャパン南部鉄器 ─ 伝統から現代まで、400年の歴史 ─
パナソニック汐留美術館 | 東京都
欧米が絶賛した岩手の伝統技術
岩手の伝統工芸品してと知られる南部鉄器。約400年前に誕生した南部鉄器は、欧州での評判が日本に還流し、再び評価が高まっています。選りすぐりの作品が、パナソニック 汐留ミュージアムで紹介されています。
第1部「南部鉄器の歴史 伝承される美」
(右手前)《閑事庵尻張釜》四代小泉仁左衛門 清光
第2部「南部鉄器の模索・挑戦といま」
柳宗理が手掛けた南部鉄器のキッチンウエアを使ったコーディネイト
奥は内田繁による折り畳み式の茶室≪行庵≫
フランスのティー・サロンをイメージしたしつらえ
堀井和子のテーブルコーディネイト
自分でも欲しくなる南部鉄器は、ミュージアムショップでどうぞ
近年、再び注目を集めている南部鉄器。そのきっかけは、フランスやベルギーのハイセンスなティーサロンに、海外輸出用の南部鉄器のカラフルなティーポットが選ばれたことでした。

伝統的な技法にこだわり、質実剛健でありながら、ぬくもりも感じられる南部鉄器の世界。展覧会では歴史的な流れから新しい生活への提言まで、幅広く紹介していきます。


会場

展覧会は3部構成、まず第1部は「南部鉄器の歴史 伝承される美」です。

そもそも岩手なのに何で南部?というと、その名前は盛岡藩主の南部氏から。南部鉄器は歴代の藩主が庇護し、明治時代には国内外の博覧会で人気を呼びました。

この章では江戸時代から明治、大正、昭和までの南部鉄器を紹介。受け継がれてきた技術の中で育まれた、南部鉄器ならではの美を展観します。


第1部「南部鉄器の歴史 伝承される美」

第2部は「南部鉄器の模索・挑戦といま」。戦後、新しいデザインによって復興していった各工房発の南部鉄器を紹介します。

紹介されている工房は、盛岡から「岩鋳」「空間鋳造(岩清水久生)」「釜定工房」「鈴木主善堂」「鈴木盛久工房」「薫山工房」「虎山工房」と、水沢地区の「小笠原陸兆」。

生活の中の必需品ではなくなった時代においても、伝統的な技術にデザインを吹き込むことで、逞しく発展していきました。


第2部「南部鉄器の模索・挑戦といま」

最も目をひくのが、第3部の「現代の生活における南部鉄器」。南部鉄器と第一線のクリエイターが手がける空間によるコラボレーションです。

紹介されているのは、柳宗理が手掛けた南部鉄器のキッチンウエアを使ったコーディネイト、内田繁の茶室≪行庵≫と南部鉄器の道具、フランスのティー・サロンをイメージしたしつらえ、料理スタイリストの堀井和子が手がけた北東北の手仕事と南部鉄器によるテーブルコーディネイトの4種。

独特の存在感がある南部鉄器は、普段の生活にも心地よいアクセントを与えてくれます。


第3部「現代の生活における南部鉄器」

時代の荒波を乗り越えて、欧米で評価されるに至った「made in Japan」 の南部鉄器。海外でも国内でも、益々活躍の場が広がりそうです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年1月10日 ]


 
会場
会期
2014年1月11日(土)~3月23日(日)
会期終了
開館時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日
水曜日休館
住所
東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4階
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/
料金
一般 700円/大学生 500円/中・高校生 200円/小学生以下 無料  
※65歳以上の方で年齢のわかるもの提示:600円  
※20名以上の団体:各100円引(65歳以上は除く)  
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで:無料
展覧会詳細 メイド・イン・ジャパン南部鉄器 −伝統から現代まで、400年の歴史− 詳細情報
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