特集
    大河ドラマで話題! 江戸のメディア王・蔦屋重三郎

    現在放送中、俳優・横浜流星さんが主演を務めている大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。主人公・蔦屋重三郎(1750~97)は、喜多川歌麿や東洲斎写楽ら浮世絵師を世に出したことで知られている人物です。 ドラマに合わせて、2025年は蔦屋重三郎を題材にした展覧会が全国で開催されます。


    都内五館で巡る、蔦重の世界
    五館連携 蔦重手引草

    都内の5つの館では「江戸の名版元・蔦屋重三郎の世界」をテーマに8月下旬~11月にかけて展覧会を開催。来場者の方には、漫画家・一ノ関圭の描き下ろし「蔦重、南畝、京伝、歌麿、写楽」の5種類の特製カードをプレゼント。(数量限定、各2000名様・先着順)

    太田記念美術館「蔦屋重三郎と版元列伝」
    前期8月30日(土)~9月28日(日) 後期10月3日(金)~11月3日(月・祝)

    大東急記念文庫 五島美術館展示室2 特集展示「蔦屋重三郎ー江戸には江戸の風が吹く」
    9月2日(火)~10月19日(日)

    印刷博物館 ミニ展示「あれもこれも蔦重!お江戸の名プロデューサー蔦屋重三郎」
    9月2日(火)~11月3日(月・祝)

    たばこと塩の博物館 3階コレクションギャラリーミニ企画「18世紀のおもちゃ絵と蔦屋重三郎版のおもちゃ絵(仮)」
    10月初旬〜11月初旬

    国文学研究資料館「蔦重、圧巻。大・中・小」
    10月初旬~11月下旬

    五館連携 蔦重手引草
    五館連携 蔦重手引草


    江戸の多彩な文化と蔦重の活躍にせまる
    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」

    注目の展覧会と言えば、東京国立博物館で4月22日から開催される、特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」。遊郭や歌舞伎を背景に、さまざまな文化と結びつけてメディアミックスを実現した蔦屋重三郎。商才を活かし、メディア王にのぼりつめた蔦重の芸術性を約250の作品を通して体験することができます。

    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」

    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」会場
    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」会場

    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」会場
    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」会場

    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」会場
    東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」会場


    広報アンバサダーは喜多川歌麿役・染谷将太さん

    展覧会の広報アンバサダーは、俳優の染谷将太さん。記者発表では「作品を見た時に“本当にいたんだ!”と身近に感じた。会場では、江戸時代と地続きを感じてほしい」と語っていました。音声ガイドは蔦屋重三郎役の横浜流星さんが務めます。

    特別展「蔦屋重三郎コンテンツビジネスの風雲児」報道発表会より、俳優 染谷将太
    特別展「蔦屋重三郎コンテンツビジネスの風雲児」報道発表会より、俳優 染谷将太



    大河ドラマの世界をそのまま満喫
    べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館

    台東区民会館にオープンした「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」では、ドラマの概要紹介や登場人物の衣装、小道具の展示などを展示しています。

    「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」会場
    「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」会場

    「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」会場
    「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」会場

    「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」会場
    「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」会場


    江浮世絵が描いた町人文化の華
    MOA美術館「蔦重の眼 歌麿・写楽と浮世絵黄金時代」

    江戸時代、町人文化が栄え、浮世絵が発展しました。蔦屋重三郎は歌麿や写楽などの絵師を発見し、浮世絵黄金時代を築きました。展覧会では、これらの絵師たちの作品を通じて、江戸の町人文化と浮世絵の魅力を紹介します。


    その他、これから開催の“蔦重展”

    4月26日~ 川崎浮世絵ギャラリー「浮世絵スター誕生―歌麿に蔦屋重三郎、英泉・国貞まで―」

    8月30日~ 太田記念美術館「蔦屋重三郎と版元列伝」


    開催中の“蔦重展”

    ~7月13日まで 大阪浮世絵美術館「べらぼうな浮世絵師18人展」


    会期終了した“蔦重展”

    すみだ北斎美術館「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」

    浮世絵は絵師だけでなく、企画から販売まで手掛ける板元や彫師、摺師の協力が必要でした。すみだ北斎美術館では北斎の作品をプロデュースした、蔦屋重三郎をはじめとする江戸時代の板元たちの役割を紹介します。また、現代アーティストによる北斎からインスパイアされた作品も展示され、浮世絵業界を支えるプロデューサーズの世界を楽しめます。

    すみだ北斎美術館「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」会場
    すみだ北斎美術館「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」会場

    すみだ北斎美術館「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」会場
    すみだ北斎美術館「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」会場


    ~3月23日まで 茂木本家美術館「浮世絵黄金期 -蔦屋重三郎とその時代-」展

    ~2月24日まで 藤沢市藤澤浮世絵館「藤沢と江戸の出版事情~蔦屋重三郎と絵師たち~」展

    ~2月24日まで 越前ふくい美術館「蔦屋重三郎に至る道」展

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    大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」を満喫できる施設がオープン
    ドラマの世界観を体感できる再現セットや歴史的背景の紹介など充実の内容
    撮影で使用された衣装や小道具を展示、会場最後には出演者のサイン色紙も
    会場
    べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館
    会期
    2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)
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    太田記念美術館 | 東京都
    2025年8月30日(土)〜11月3日(月)
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    東京都 | 東京都
    8月下旬~11月 ※各館、会期が異なります
    もうすぐ終了[あと8日]
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