《虎の間》

この作品の応援メッセージを見る

虎の間 川端龍子 1947年

大田区立龍子記念館


京都・南禅寺にある狩野探幽筆と伝わる《群虎図》が、画中画として描かれた一作です。《群虎図》の中でも有名な「水呑みの虎」と向き合うのは、本作を描いた川端龍子本人です。また、取材に同行した龍子の三女が襖の後ろをのぞき込んだり、画面の右端では、弟子の安西啓明がしゃがみこんで襖絵を観察していたりと、画面内で行き交うまなざしも面白い一作です。


担当者からのコメント

本作が発表された1947年、戦後の復興に際して、龍子は江戸期を代表する絵師・狩野探幽の作品を自らの作品に取り込み、そこに自身の姿を描きました。これには、龍子の古典への挑戦と戦後の再出発の決意が、龍子と虎、つまり、龍虎相まみえる構図で表されているものと見ることができます。


この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
ご招待券プレゼント
学芸員募集
阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
兵庫県
【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
東京都
【アルフォンス・ミュシャ館学芸員】募集します [堺市立文化館・堺 アルフォンス・ミュシャ館]
大阪府
東京国立近代美術館 インターン募集! [東京国立近代美術館]
東京都
日本科学未来館ミュージアム専門員の募集 [日本科学未来館]
東京都
展覧会ランキング
1
TOKYO NODE | 東京都
Mrs. GREEN APPLE MGA MAGICAL 10 YEARS EXHIBITION『Wonder Museum』
開催中[あと29日]
2025年12月6日(土)〜2026年1月9日(金)
2
國學院大學博物館 | 東京都
企画展「性別越境の歴史学」
開催中[あと74日]
2025年12月6日(土)〜2026年2月23日(月)
3
国立新美術館 | 東京都
ルーヴル美術館展 ルネサンス
開催まであと272日
2026年9月9日(水)〜12月13日(日)
4
森アーツセンターギャラリー | 東京都
マチュピチュ展
開催中[あと80日]
2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
5
国立西洋美術館 | 東京都
チュルリョーニス展
開催まであと107日
2026年3月28日(土)〜6月14日(日)