歌枕 あなたの知らない心の風景

    サントリー美術館 | 東京都

    古来、日本人にとって形のない感動や感情を、形のあるものとして表わす手段が和歌でありました。自らの思いを移り変わる自然やさまざまな物事に託し、その心を歌に表わしていたのです。ゆえに日本人は美しい風景を詠わずにはいられませんでした。 そうして繰り返し和歌に詠まれた土地には次第に特定のイメージが定着し、歌人の間で広く共有されていきました。そして、ついには実際の風景を知らなくとも、その土地のイメージを通して、自らの思いを表わすことができるまでになるのです。このように和歌によって特定のイメージが結びつけられた土地、それが今日に言う「歌枕」です。 こうして言わば日本人の心の風景となった歌枕は、その後美術とも深い関わりをもって展開します。実景以上に歌枕の詩的なイメージで描かれてきた名所絵や、歌枕の意匠で飾られたさまざまな工芸品などからは、歌枕が日本美術の内容を実に豊かにしてきたものである事に気づかされます。 しかし、和歌や古典が生活の中に根付いていない現代を生きる私たちにとって、歌枕はもはや共感することが難しいのではないでしょうか。この展覧会では、かつては誰もが思い浮かべることのできた日本人の心の風景、歌枕の世界をご紹介し、日本美術に込められたさまざまな思いを再び皆さまと共有することを試みます。 (公式サイトより)
    会期
    2022年6月29日(水)〜8月28日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)
    ※7月17日(日)、8月10日(水)は20時まで開館
    ※いずれも入館は閉館の30分前まで
    料金
    一般 当日 ¥1,500
    大学・高校生 当日 ¥1,000
    休館日 火曜日 ※8月23日は18時まで開館
    チケットを買う https://www.e-tix.jp/sma/#utamakura
    公式サイト https://www.suntory.co.jp/sma/
    会場
    サントリー美術館
    住所
    〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4  東京ミッドタウン ガレリア3F
    03-3479-8600
    評価
    歌枕 あなたの知らない心の風景のレポート
    3
    和歌で特定のイメージが結びつけられた土地「歌枕」をテーマにした展覧会
    桜は吉野、楓は龍田。歌枕がデザインされた多種多様な絵画や工芸品を展観
    和歌や古典が生活から離れている現代の私たちも、共通イメージを取り戻す
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