常設展「中国の近代絵画　定静堂コレクションの吉祥画」

　台湾出身の林宗毅氏（1923～2006）が蒐集された質の高い中国絵画の作品群は、定静堂コレクションとして知られています。東京国立博物館や台湾・国立故宮博物院へのコレクションの寄贈につづき、平成12年、中国・清時代から近現代にかけての中国絵画411件が、和泉市に寄贈されました。当館では、3ヵ年にわたり寄贈作品の展観を行った後、平成15年に人物画、平成16年に花鳥画、平成17年に風景画というテーマで順次作品を紹介してきました。 　今回は、幸福や長寿などにかかわるおめでたい主題の作品を中心に、約50点を展示いたします。中国の近代絵画の多彩な魅力をこの機会にご鑑賞ください。