光の魔術師 インゴ・マウラー展

    東京オペラシティ アートギャラリー | 東京都

    グラフィック・デザインを学んだのち独学で照明デザインの道へ進んだマウラーは、電球の形をしたランプ≪バルブ≫(1966)を発表、一躍注目を浴びました。天使のような翼がはえた≪ルーチェリーノ≫(1992)やカンパリ・ソーダの瓶を束ねた≪カンパリ・ライト≫(2002)、また、日本の文化にインスピレーションを得て作られた和紙のランプシェードの作品などご存知の方も多いでしょう。 近年日本国内でも多くのファンの心をつかんでいるマウラーですが、世界中のデザイナー、建築家、クリエイターからも熱い注目を浴び続けています。公私ともに親交が深いデザイナーの三宅一生や、2003年秋に当館で個展を開催したジャン・ヌーベルも大のマウラーファン。彼の照明デザインは、イッセイミヤケのパリ・コレクションのステージや、ミュンヘンの地下鉄駅構内の空間照明でも知られています。 「身近な材料から、いかに機能をもった美を生み出すか」、それがマウラーの長年追及してきたテーマのひとつです。照明器具のデザインにとどまらず、光の本質を引き出すような独創的なアイデアから生まれる作品は、デザインとアートの融合といえるでしょう。マウラーが創り出す光はポエティックで遊び心にあふれ、まさに魔法のようです。 本展は、2003年にヴィトラ・デザイン・ミュージアムによって企画され、マウラー自らがインスタレーションを構成した、その40年にわたる仕事を紹介する初めての本格的な個展です。今年ミラノサローネとニューヨークで発表されたばかりの新作が、東京オペラシティアートギャラリーの空間に合わせて追加出品されます。 初期作品からLED技術を活用した新作までを含むマウラーの全活動の軌跡を体験し、さまざまなジャンルを横断する現代の創造力に触れる機会となることでしょう。
    会期
    2006年7月8日(土)〜9月18日(月)
    会期終了
    開館時間
    11:00~19:00、金曜・土曜日は~20:00まで(入館は閉館30分前まで)

    ※ただし、展示により変更の可能性があります
    料金
    一般1,000円(800円)、大学・高校生 800円(600円)、中学・小学生 600円(400円) *「収蔵品展021 素材と表現」、「project N26 山川勝彦」の入場料を含みます。 *( )内は15名以上の団体料金、夜間割引=閉館1時間前以降の入場は半額 *割引の併用および払い戻しはできません。 *土・日および祝日は中学・小学生無料。
    休館日 月曜日(ただし7/17、 9/18は開館)
    会場
    東京オペラシティ アートギャラリー
    住所
    〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
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