インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
【注意】新型コロナウィルス感染防止にともない、展覧会・イベントは中止になる場合があります。必ず公式サイトでご確認ください。[休館情報はこちら]
  インターネットミュージアム  >  取材レポート  >  フェルディナント・ホドラー展

フェルディナント・ホドラー展

■パラレリズムを唱えた、スイスの国民画家
【会期終了】 スイス出身の芸術家はパウル・クレーやアルベルト・ジャコメッティが知られますが、スイスで最も人気があるのはフェルディナント・ホドラー(1853-1918)。日本とスイスの国交樹立150周年を記念し、日本では約40年ぶりとなる大回顧展です。
スイス・ベルンの貧しい家に生まれたホドラー。7歳で父が死去した事をはじめ、1885年までに実の両親や兄弟すべてを結核で失いました。

ホドラーの活動初期に「死」を連想させる作品が少なくない事は、しばしばこの生い立ちとの関連が指摘されます。ただ、世紀末のヨーロッパ芸術全体が、憂鬱で退廃的な傾向の作品を求めていたのも事実です。


会場入口 第1章「光のほうへ ─ 初期の風景画」

20世紀を迎える頃になると、ホドラーの作品には変化が見られます。

類似する身ぶりを反復させたり、シンメトリックに配置。「パラレリズム」(平行主義)という独自の美術理論を唱えました。

以後、ホドラーの作品には踊る女性たちが数多く描かれる事となります。


第3章「リズムの絵画へ ─ 踊る身体、動く感情」

クレーはドイツ、ジャコメッティはフランスに出て活躍したのとは対照的に、ホドラーは生涯にわたってスイスにとどまりました。

スイス・アルプスの自然も、ホドラーの恰好のモチーフ。ユングフラウ山やシュトックホルン山群、レマン湖などをくり返し描きましたが、風景画も1900年代以降は次第に抽象化されていきます。


第4章「変幻するアルプス ─ 風景の抽象化」

1904年の第19回ウイーン分離派展で大成功をおさめたホドラーは、国際的な名声が確立します。

国家的な仕事も増え、1908年にはスイス・フラン紙幣の図案を制作。そして1910年に、新しく建設されたチューリヒ美術館の階段吹き抜けの壁面絵画を依頼されました。

壁画は、踊る5人の女性が並ぶ《無限へのまなざし》。フレスコではなく油彩画で、この壁画が最終設置されたのはホドラーが亡くなる直前、1918年のことでした。

本展では《無限へのまなざし》の習作を紹介。原寸大の写真も展示されており、その巨大さが理解できます。


第6章「無限へのまなざし ─ 終わらないリズムの夢」

1975年に国立西洋美術館京都市美術館で「ホドラー展」が開催されましたが、大規模な展覧会はそれ以来です。2015年1月24日(土)~4月5日(日)には、兵庫県立美術館に巡回します。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年10月6日 ]

TOKYO美術館 2014-2015

 

エイ出版社
¥ 1,026

料金一般当日:1,600円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon


■フェルディナント・ホドラー展 に関するツイート


 
会場国立西洋美術館
開催期間2014年10月7日(火)~2015年1月12日(月・祝)
所在地 東京都台東区上野公園7-7
TEL : 03-5777-8600(ハローダイヤル)
HP : http://hodler.jp/
展覧会詳細へ フェルディナント・ホドラー展 詳細情報
新型コロナウイルス特集 with corona after corona
新型コロナウイルス特集 美術館・博物館・ミュージアムの休館・再開情報(毎日更新)
新型コロナウイルス特集 開幕延期・中止になった展覧会 会場レポート
新型コロナウイルス特集 会期が変更された2020年注目の展覧会
新型コロナウイルス特集 再開したミュージアムで始まった展覧会
取材レポート
泰巖歴史美術館がオープン'
泰巖歴史美術館
エリアレポート 豊田市美術館「久門 剛史 - らせんの練習」
[エリアレポート]
久門剛史展
東京ステーションギャラリー「神田日勝
神田日勝
東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ」'
ピーター・ドイグ
国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」'
ロンドンナショナル
エリアレポート 大阪市立美術館「フランス絵画の精華」
[エリアレポート]
フランス絵画の精華
エリアレポート 茨城県陶芸美術館「幻の横浜焼・東京焼」
[エリアレポート]
幻の横浜焼・東京焼
エリアレポート 京都市京セラ美術館がオープン
[エリアレポート]
京セラ美術館
エリアレポート ふじのくに地球環境史ミュージアム「消えゆく隣人」
[エリアレポート]
消えゆく隣人
足立美術館に「魯山人館」がオープン'
魯山人館オープン
クラシックホテル展
クラシックホテル
アソビル「バンクシー展
バンクシー
岡田美術館「生誕260年記念 北斎の肉筆画
北斎の肉筆画
三菱一号館美術館「画家が見たこども」'
画家が見たこども
エリアレポート 静岡県立美術館「開校100年 きたれ、バウハウス」
[エリアレポート]
きたれ、バウハウス
太田記念美術館「月岡芳年
月岡芳年
エリアレポート 東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」
[エリアレポート]
ピーター・ドイグ
エリアレポート 細見美術館「飄々表具 ー 杉本博司の表具表現世界 ー」
[エリアレポート]
飄々表具 杉本博司
国立新美術館「古典×現代2020」'
古典×現代2020
21_21
デザイナー達の原画
エリアレポート 愛知県陶磁美術館「異才 辻晉堂の陶彫」
[エリアレポート]
辻晉堂の陶彫
第3回 インターネットミュージアム検定
B-OWND 工芸のマーケットプレイスミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2020年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
ハマスホイとデンマーク絵画 写真展「138億光年 宇宙の旅」 みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ー 線の魔術 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
NHK大河ドラマ特別展「麒麟(きりん)がくる」 ランス絵画の精華 特別展『ねないこだれだ』誕生50周年記念 「せなけいこ展」 特別展 ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展
博物館・美術館検索
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「鼠」
グランプリは《大根喰う(大黒)》でした
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2019、グランプリは「つくぞう&つくみ」でした
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2020 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青社グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社