展覧会ディレクターは、トップアスリートの経験を踏まえ様々な活動を行っている為末 大、デザインエンジニアの緒方壽人、研究者/映像作家の菅 俊一の3名。「アスリートをかたちづくる様々な側面をデザインの視点から紐解く」とし、展示物も映像作品をはじめ、アスリートの写真、スポーツギアの実物、さらにはスポーツ新聞までバラエティ豊かです。
21_21 DESIGN SIGHTの展覧会では、体験型の展示が出品されている事が良くありますが、今回も楽しい展示を用意。来場者がアスリートの体勢を真似る「アスリートの体形特性」、映像にあわせてロープを引っ張ったりジャンプしたりする「身体コントロール」、対戦相手を見る視点をアスリートと比較する「アスリートの眼」等々。誰でも気軽にお楽しみいただけます。
会場展覧会ではアスリート展のオリジナルグッズのために、架空のスポーツブランド「HURDLER(ハードラー)」も設定。おしゃれなロゴデザインは、展覧会グラフィックを担当した古屋貴広(Werkbund)が担当しました。会場1Fのショップでボトル、Tシャツ、フェイスタオルが販売されています。
2007年3月に開館した21_21 DESIGN SIGHT。10周年を機に、今までの「ギャラリー1」「ギャラリー2」(建物地下の2つの展示室)に加えて「ギャラリー3」が開設される事になりました。オープニング企画は、10年間の活動をふまえつつ、デザイン、生活、社会の今後を考えるプログラムを予定。開館は3月31日(金)です。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2017年2月16日 ]■アスリート展 に関するツイート