
東京都美術館「イサム・ノグチ 発見の道」展
20世紀を代表する彫刻家、イサム・ノグチを紹介する展覧会が東京都美術館ではじまる。
ノグチは1904年生まれ。父は日本人、母は米国人という出自から自身のアイデンティティに苦しみながらも、平和への願いを込めた作品や自然と通ずる抽象のフォルムを、生涯を通して生み出してきた。
展覧会は3章構成で、1章はノグチの代表作である太陽と月に見立てた光の彫刻「あかり」を用いたインスタレーション。
2章には切り紙や折り紙からのインスピレーションを源泉に制作された金属板の彫刻や遊具彫刻《プレイスカルプチュア》を展示。
3章はニューヨークと香川県牟礼町の2つの拠点にあるイサム・ノグチ庭園美術館の“石の庭”をイメージし、牟礼に残された作品を紹介。これらの作品が牟礼以外でまとめて展示されるのは、初の試みとなる。
特別展「イサム・ノグチ 発見の道」は、東京都美術館で2021年4月24日(土)~8月29日(日)開催。 料金は一般 1,900円など。日時指定予約制。
※追記 東京都の方針により、東京都美術館は4月25日(日)から5月11日(火)まで臨時休館となった。

東京都美術館「イサム・ノグチ 発見の道」展