パナソニック汐留美術館「ブダペスト国立工芸美術館名品展」会場
ジャポニスムとアール・ヌーヴォーをテーマに、ブダペスト国立工芸美術館が所蔵するエミール・ガレ、ルイス・カンフォート・ティファニーらの名品などを紹介する展覧会が東京で始まる。
西洋の人々にとって、日本や中国の工芸品は古くから憧憬の的であり、特に陶磁器やガラス製品においては、日本や中国の工芸が手本とされてきた。
19世紀後半に日本の美術工芸品がヨーロッパに流入すると大きな反響を呼び、西洋の作家やデザイナーたちの間でジャポニスムが流行。19世紀末の西洋諸国を席巻したアール・ヌーヴォー様式の作品にも、ジャポニスムの影響が強く見られる。
展覧会では、西洋における日本美術の影響について、19世紀末葉から20世紀初頭までの工芸作品で考察。
ブダペスト国立工芸美術館のコレクションに加え、ジョルナイ陶磁器製造所などで制作されたハンガリーを代表する作品群を含め、約170件(約200点)を紹介する。
「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」はパナソニック汐留美術館で2021年10月9日(土)~12月19日(日)に開催。入館料は一般 1,100円など。
パナソニック汐留美術館「ブダペスト国立工芸美術館名品展」会場
パナソニック汐留美術館「ブダペスト国立工芸美術館名品展」会場
パナソニック汐留美術館「ブダペスト国立工芸美術館名品展」会場