ニュース
    ヤマトタケルから続く「異性装」 ― 松濤美術館で「装いの力 ― 異性装の日本史」
    (掲載日時:2022年9月2日)

    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場
    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場

    男性が女性の衣服を着たり、逆に女性が男性の衣服を着る「異性装」について、絵画、衣裳、写真、映像、漫画などの作品を見ながら掘り下げていく展覧会が、東京ではじまる。

    日本では、ヤマトタケルが女性の衣服を身にまとって熊襲兄弟を討つなど、古来から異性装にまつわるエピソードは多い。

    また、能・歌舞伎など異性装の風俗・趣向を反映した芸能も古くから受容されていた。

    近代になって西洋文化・思想の影響が強くなると、一時期、異性装者を罰則の対象とする条例ができるなど変化が起こるが、それでも現代まで異性装が消えることはなかった。

    展覧会では各時代の異性装の様相を通覧し、性の越境を可能とする「装いの力」について考察。

    特に現代では、1989年12月に始まったドラァグ・クイーンによるエンターテインメントダンスパーティー“DIAMONDS ARE FOREVER”メンバーによる、本展のためのインスタレーションも展開。

    異性装の「これまで」と「これから」について考えていく。

    「装いの力 ― 異性装の日本史」は渋谷区立松濤美術館で2022年9月3日(土)~10月30日(日)に開催。入館料は一般 1,00円など。土・日、祝日、および10月25日(火)以降の最終週は日時指定予約制。


    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場
    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場

    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場
    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場

    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場
    渋谷区立松濤美術館「装いの力 ― 異性装の日本史」会場

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    ご招待券プレゼント
    学芸員募集
    あべのハルカス美術館 学芸員募集 [あべのハルカス美術館]
    大阪府
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    東京文化財研究所文化財情報資料部 有期雇用職員(近・現代視覚芸術研究室 研究補佐員)の募集 [東京文化財研究所]
    東京都
    東京文化財研究所文化財情報資料部 有期雇用職員(文化財情報研究室 研究補佐員)の募集 [東京文化財研究所]
    東京都
    国⽴国際美術館 研究補佐員(情報資料室)募集 [国立国際美術館]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
    開催中[あと77日]
    2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
    2
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと21日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    3
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」
    開催中[あと92日]
    2025年7月12日(土)〜10月13日(月)
    4
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと56日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    5
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと72日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)