サントリー美術館「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」会場より
織田信長の弟で、茶人として名高い織田有楽斎(うらくさい)こと織田長益(1547-1622)に焦点を当てた展覧会が、東京で始まる。
織田長益は、信長の父である織田信秀の十一男として誕生。武将として巧みに時流を読んで三人の天下人に仕え、晩年には京都・建仁寺の塔頭「正伝院」を再興、隠棲した。
正伝院内に有楽斎が建てた茶室「如庵」は国宝に指定され(現在は愛知県犬山市の有楽苑内に移設)、各地に如庵の写しが造られるなど、茶の湯文化に大きな足跡を残した。
関ヶ原の戦いのあと、徳川家康方に属し、数寄屋橋御門の周辺に屋敷を拝領しており、東京・有楽町の名前も有楽斎に由来するといわれている。
展覧会は有楽斎が2021年に400年遠忌を迎えたことを記念して開催されるもの。関係する作品・資料を紹介しながら、その実像を総合的に捉えなおしていく。
「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」は、サントリー美術館で2024年1月31日(水)~3月24日(日)に開催。観覧料は一般 1,600円など。
サントリー美術館「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」会場より
サントリー美術館「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」会場より
サントリー美術館「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」会場より
サントリー美術館「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」会場より