ニュース
    利休からつながる、美意識と作意 ― 松屋銀座で「利休のかたち 継承されるデザインと心」
    (掲載日時:2019年12月27日)
    松屋銀座「利休のかたち 継承されるデザインと心」

    東京・中央区の松屋銀座で、展覧会「利休のかたち 継承されるデザインと心」が開幕した。

    松屋銀座は新年に、毎年“和”をテーマにした展覧会を開催しており、創業150周年となる2020年は、日本文化の礎の一つともいうべき「茶の湯」がテーマ。

    展覧会は「天下一の茶の湯者」と称された千利休(1522~91)が好み、つくり出した作品や、千家道具の制作にたずさわる職家の人々による作品と文献史料など、あわせて約80件を展示し、利休の美意識とそれに基づく作意を紹介するもの。

    会場は2章構成で、第1章「利休の美意識と作意」では利休にまつわる貴重な現存作例を通じ、あらためてその美意識を展観。

    利休が、樂家初代とされる陶工・長次郎とともにつくり「今焼」としてもてはやされた茶碗や、利休の意図を認識したうえで注文制作された釜などを展示する。

    利休作の茶室、国宝「待庵」については、図面を元にした茶室空間を会場に設置。利休がもとめた「わび」を体現する空間が紹介される。

    第2章「千家と職家 -かたちとこころの継承」では、利休の道統を継いだ二代少庵宗淳、三代元伯宗旦の道具を紹介。

    また、千家の茶道具を制作する十の家筋である「千家十職」からは、塗師の十三代 中村宗哲、釜師の十六代 大西清右衛門、樂焼の十五代吉左衛門 樂直入など、職家歴代の作品を展示。

    今日まで利休にまつわる「かたち」が、その「こころ」とともに継承されてきた軌跡とその意味を考察する。

    「松屋創業150周年記念 利休のかたち 継承されるデザインと心」は松屋銀座 8階イベントスクエアで2020年1月20日(月)まで開催。観覧料は一般 1,000円。


     
    発信:インターネットミュージアム

    松屋銀座 施設詳細ページ
    「利休のかたち 継承されるデザインと心」情報ページ
    松屋銀座 公式ページ
    おすすめレポート
    学芸員募集
    大阪府立博物館 学芸員募集(考古・古代史) [大阪府立近つ飛鳥博物館 又は 大阪府立弥生文化博物館]
    大阪府
    【公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集 [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    丸沼芸術の森 運営スタッフ募集中! [丸沼芸術の森]
    埼玉県
    八尾市歴史民俗資料館 学芸員募集中! [八尾市歴史民俗資料館での学芸員職]
    大阪府
    <Bunkamura>ザ・ミュージアム 学芸補助 契約社員募集 [Bunkamura(事務所)]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) | 東京都
    逆境回顧録 大カイジ展
    開催中[あと45日]
    2024年3月16日(土)〜5月12日(日)
    2
    SOMPO美術館 | 東京都
    北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
    開催中[あと73日]
    2024年3月23日(土)〜6月9日(日)
    3
    東京都美術館 | 東京都
    印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
    もうすぐ終了[あと10日]
    2024年1月27日(土)〜4月7日(日)
    4
    東京国立近代美術館 | 東京都
    美術館の春まつり
    もうすぐ終了[あと10日]
    2024年3月15日(金)〜4月7日(日)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」
    開催中[あと80日]
    2024年3月16日(土)〜6月16日(日)