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レポート
ザ・フィンランドデザイン展
Bunkamura ザ・ミュージアム | 東京都
世界屈指のデザイン大国フィンランドから時代を超えて愛される名品が来日
マリメッコのテキスタイル、カイ・フランクのガラス工芸、陶磁器や家具等
生活で使われてきた実用性と機能美を兼ね備えた品々は、世界中の人を魅了

イッタラ、アルテック、マリメッコ、フィンレイソン、ムーミンなど、日本でも人気のプロダクトを生み出しているフィンランド。

約250点の作品と約80点の関係資料で、時代を超えて愛されるフィンランドデザインの歩みを紹介する展覧会が、Bunkamura ザ・ミュージアムで始まりました。



Bunkamura ザ・ミュージアム「ザ・フィンランドデザイン展」


会場は序章に続いて6章構成。第1章は「オーガニックなイメージ」です。

フィンランドでは1930年代に急激に人口が増加。新しい都市生活では、小さいながらもモダンで実用的な生活用品が求められました。

ただ、都市化が進んでも、デザイナーや建築家たちは、フィンランドの自然からインスピレーションを受けました。中でも木々や苔などの森のイメージは、しばしばデザインのテーマになっています。



第1章「オーガニックなイメージ」


続く第2章は「機能的なフォルム」。大量生産を前提に機能性が重視されるようになると、無意味な装飾は削ぎ落とされ、シンプルな製品が生まれます。

日本でも知名度が高いアラビア製陶所も機能性を意識した食器で、大量生産を計りました。



第2章「機能的なフォルム」


第3章は「モダニズムのアイコン」。1950年代は、フィンランド・デザインの黄金時代といえます。ミラノトリエンナーレで輝かしい実績をあげ、世界的なデザイン大国としての地位を固めました。

なかでもフィンランドのガラスと陶磁器は世界を驚嘆させました。デザイナーの自由な発想と豊かな自然から、創造的な作品が次々に生まれました。



第3章「モダニズムのアイコン」。


第4章は「絵画のように」。大戦後、フィンランドのテキスタイル産業は、寝具やタオルなど家庭用のテキスタイルを製造販売するようになりました。

フィンレイソン社やタンペッラ社などの大手メーカー、そして新興のマリメッコ社などは、競い合いながらモダンなテキスタイルを製造していきました。



第4章「絵画のように」


そして第5章「暮らしの中のモダンデザイン」では広告のポスターやカタログなど、最後の第6章「フィンランドの妖精たち」にはムーミンを生んだトーベ・ヤンソンの作品などが並びます。

会場を出ると、ミュージアムショップにはフィンランド・デザインの品々がずらり。感度が高い方の注目を集めそうです。



ミュージアムショップ


華美に寄らずシンプルなデザインを好む美意識が、日本人にも受け入れやすいのでしょうか。日本でもフィンランドのデザインは高く支持されています。

展覧会はヘルシンキ市立美術館(HAM)が監修。フィンランドデザインの魅力を、改めて感じる事ができる展覧会です。

[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2021年12月6日 ]

フォトスポット
第1章「オーガニックなイメージ」
第2章「機能的なフォルム」
第2章「機能的なフォルム」
第4章「絵画のように」
第4章「絵画のように」
会場
Bunkamura ザ・ミュージアム
会期
2021年12月7日(Tu)〜2022年1月30日(Su)
会期終了
開館時間
10:00〜18:00(最終入館時間 17:30)
※毎週金・土曜日は 21:00 まで(入館は 20:30 まで)
※状況により、会期・開館時間等が変更となる可能性がございます。また、会期中の全ての土日祝、および最終週の1月24日(月)~30日(日)は【オンラインによる入場日時予約】が必要となります。ご来場の際には、Bunkamura HP にて最新情報をご確認ください。
休館日
1月1日(土・祝)
住所
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
電話 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
050-5541-8600 (ハローダイヤル)
料金
一般 1,700 円 大学・高校生 1,000 円 中学・小学生 700 円
*大学・高校生、中学・小学生は当日券のみ。(前売券の取扱いはございません)
*学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
*障がい者手帳のご提示でご本人様とお付添いの方1名様は半額となります。(一般 850 円、大学・高校生 500 円、中学・小学生 350 円)
*未就学児は入館無料。
展覧会詳細 ザ・フィンランドデザイン展 詳細情報
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