MOA絵本屋さん大賞第一位に輝くなど大活躍のヨシタケシンスケさんの大規模展覧会が始まりました。『りんごかもしれない』や『もうぬげない』などの絵本で人気を博し、子供より大人に人気かもしれない・・
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市立伊丹ミュージアムにてヨシタケシンスケ展開幕
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顔出し看板や経路案内にもヨシタケファミリーが出迎えてくれます
日常の小さな出来事や感じたことをささっとメモる。その積み重ねで造られた本は、幅広い世代、そして海外でも評判となっています。多くの人々の共感を呼ぶヨシタケさんの頭の中を覗けるかな?と今回の展覧会は興味津々です。
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ヨシタケさんはこんな人
壁を埋める約2000枚のスケッチ(複製)は手のひらサイズのMEMOにとても小さく様々な場面が書き留められています。これらのスケッチが、小さなファイルに綴られてアイデアのトランクとなっていきます。
モチーフがつながって、ヨシタケさんの物の見方、考え方がストーリーになってゆくとA4サイズの元原稿になり、更に原画に整えられ、色づけされて本となり、私達の手元に届いているのです。色づけはとても苦手らしく・・・カラーインクはなかなか出番が無いようです。
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長い年月に蓄積されたアイデアメモ
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小さくても丁寧
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なかなか使えないカラーインク
学生時代の制作「カブリモノシリーズ」からの作品も点在しています。会場を楽しくさせる仕掛けもあちこちに見られます。所々に貼られた黄色い付箋には、より楽しめるような指南が書き込まれています。
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学生時代の造形物
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楽しい仕掛けがあちこちに
子供からみた今の大人や社会に対するちょっとした不思議(なぜ、どうして?)や、毎日の生活に対してのちょっとした不安(これでいい?)の連続で過ぎてゆく時間を本にして発信すればたくさんの共感者がいたのです。
ヨシタケさんのお話に登場する子供や大人は、私の思う疑問を解決してくれ、“そう、それもいいよね~”と安心させてくれる友達のように感じます。いわゆる絵本・童話とはちょっと違う“人生応援トランプカード”のように元気づけてくれるのです。
作品は世界中で翻訳されています。ミュージアムグッズも豊富にあり、仕事場でのメッセージ発信に使ってみれば注目されるかもしれない!小さな楽しみを見つけてそれに向かって成長する。いくつになっても必要なことかもしれない!
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英語やスペイン語にもなって世界へ
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くすっと笑えるグッズでリラックス
市立伊丹ミュージアムは2022年4月22日に生まれました。江戸時代に酒のまちとして栄えた伊丹に根付く文化芸術を統合した施設となっていて、地元作家のクラフトショップや重要文化財の旧岡田家住宅・酒蔵なども見学できます。周辺の町並みや酒に関するイベントなど体験ができるスポットに出かけてみるのはいかがでしょう。
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伊丹の歴史を感じる風情の建物
会場内は基本的に写真OKです。最後に永久保存版にしたいメッセージをどうぞ。
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観に来てよかったという気持ちで帰れます
[ 取材・撮影・文:ひろりん / 2022年7月14日 ]
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