IMバードン
IMさんの鑑賞券プレゼントで鑑賞券をいただき行ってきました。短期講座で社寺を切り口とした江戸から東京への変遷を受講中の為、参考にもなるだろうと楽しみにしていました。
苦手な地図ではありますが、年代により描き方や情報量が変化する様子は面白く、鳥瞰図の流行は日本画の吹抜け屋台画法に由来するのか、とか、
江戸城の総構えの様子、中心から螺旋状に街が発展して行く様は少しパリと似ているのかなどと自分の経験や知識と照らしあわせての鑑賞でした。
明治政府による江戸徳川幕府嫌忌、戦後の高度経済成長、オリンピック開催など、進化や発展、経済優先の裏で失われてしまった景観は、人の生活や心情にまでも影響を与えているように思えます。
地方出身者の私は、上京した際、日本橋の上に高速道路が通っている景色を見て、とても驚きました。東京は経済の為なら手段を選ばない街なのか?とその時の気持ちは今でも記憶にあります。
今後は失われた景観を取り戻す活動もして行くとのキャプションにホッとして帰路につきました。