[特別展] 南蛮堂コレクションと池長孟

    神戸市立博物館 | 兵庫県

     彼は「蒐集は、一つの創作であります」という信念をもって「日本で製作された異国趣味美術品」の集大成をめざします。エキゾチックに浮き身をやつした池長は、みずからを「南蛮堂」と号しました。  さらに昭和15年(1940)には「神戸のような国際大都市にして、美術館の一つも持たないということは、国民教養の程度も察せられて大きな国辱である」と考えて、自分で美術館を作り、コレクションを一般に公開しました。育英商業学校の校長でもあった池長は、学校教育だけでなく親爺教育、つまり社会教育の大切さにも気づいていました。  池長美術館は昭和19年まで展覧会を続けましたが、戦争のためついに閉鎖。戦後は再開どころか、財産税の支払いでコレクションも切り売りしなくてはなりませんでした。散逸を何よりもおそれた池長は、昭和26年、ついに美術館を神戸市に譲ることを決意します。現在の神戸市立博物館は、このコレクションを受け継いだものです。  池長は南蛮美術を愛し、故郷の神戸を愛しました。今回の展覧会は、神戸文化の大恩人であるこの大コレクターの生涯を、収集品とともにふりかえってみようという企画です。
    会期
    2003年7月19日(土)〜8月31日(日)
    会期終了
    開館時間
    火~木・日曜日 10時~18時
    金曜日 10時~20時
    土曜日 10時~21時
    (いずれも入館は閉館時間30分前まで)

    開催する特別展によっては、上記の時間を変更する場合があります。
    詳しくは当館ホームページをご覧ください。
    料金
    一般600(450)円、高校・大学生400(300)円、小・中学生250(150)円、シルバー300円 ※( )内は30名以上の団体料金 ※シルバーは、65歳以上で神戸市すこやか手帳持参の方
    会場
    神戸市立博物館
    住所
    〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町24
    078-391-0035
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