絵に遊び、絵に憩う。

    宇治山哲平展

    東京都庭園美術館 | 東京都

     ○△□といったシンプルなかたちに、鮮やかな色彩を用いた作品によって、宇治山哲平(1910-86)は、日本の近代絵画史に独自の足跡を残しました。  大分県の日田に生まれた宇治山は、神童と称されるほど絵の巧みな少年で、早くから画家への道を希望し、20歳の頃から本格的に制作に打ち込むようになります。生活のため、長らく仕事を持ちながらの日々が続きますが、評論家の福島繁太郎に作品を認められ、生涯を通じて国展を主な発表の場として精力的に活動を行いました。  宇治山は抽象表現の可能性を模索するなかで、絵具に水晶の粉末を練り込み、精微を極めた絵肌を駆使して、装飾的ともいえる絵画の魅力を探求します。画家は仏教美術や古代オリエント美術を終生愛してやみませんでしたが、彼の願いは、時代や洋の東西を超えて存在する美の遺産を創造の糧に、日本的な審美眼に裏打ちされた「新しい絵画」を誕生させることでした。大らかなユーモアに彩られた宇治山の作品には、厳しくも常に遊び心あふれた、明朗な画家の心象風景が刻み込まれています。
    会期
    2006年2月4日(土)〜4月9日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00-18:00 (入館は17:30まで)
    料金
    一般1000円(800円)、大学生(専修・各種学校を含む)800円(640円)、小・中・高校生と65歳以上500円(400円) ※( )内は20名以上の団体料金。 ※未就学児は無料。 ※身体障害者手帳・愛の手帳などの交付を受けている方と付添者1名は無料。(手帳の提示が必要です) ※教育活動として教師の引率する都内の小・中・高校生とその教師は無料。(ただし事前申請が必要) ※第3水曜日(2006年2月15日、3月15日)は、65歳以上の方は無料。(免許証、健康保険証、年金手帳など生年月日を確認できる公的証明物の提示が必要)
    休館日 第2・第4水曜日(会期中は2月8日、22日、3月8日、22日)
    会場
    東京都庭園美術館
    住所
    〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
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