特別展「珉平焼 -淡路が生んだ幻の名陶-」

    兵庫陶芸美術館 | 兵庫県

     珉平焼は、江戸後期の文政年間(1818-30)、淡路島の南端、三原郡伊賀野村(現南あわじ市北阿万伊賀野)で賀集珉平が創始したやきものです。京都の陶工尾形周平を招き、京焼の色絵陶器技術とそのデザインを導入しました。天保年間後期(1838-44)頃には阿波徳島藩の御用窯になったとされています。  珉平焼の特徴はその製品の多様性にあり、京焼の色絵陶器写しや中国陶磁写し、さらには漆器や金属器を写したものまで作られています。これだけ幅広いバリエーションのやきものを生産した窯は、江戸後期の国内では他に知られていません。珉平の没後は甥の三平や淡陶社がその製陶技術を引き継ぎ、明治期の国内外の博覧会に出品し、海外にも輸出し販路を広げました。また近年には、明治か大正時代にかけての窯跡付近の発掘調査が行われ、これまで不明であった珉平焼の新たな側面が明らかになりつつあります。  この展覧会では、当館および各地に所蔵される珉平焼と、窯跡や大坂・京都・江戸などの都市遺跡からの出土資料をあわせて紹介します。
    会期
    2007年6月16日(土)〜9月2日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    7~8月の土・日曜日は9:30~18:00
    ※入館は17:30まで
    料金
    一般900円(700円)、大高生700円(500円)、中小生500円(300円) ※( )内は前売および20名以上の団体料金 ※兵庫県内在住・在学の中小生はココロンカード持参で無料になります。 ※兵庫県内在住の65歳以上の方は半額になります。 ※障害のある方およびその介護者は半額になります。 ※17:00以降に観覧される場合は、夜間割引になります。(一般500円、大高生300円、中小生100円)
    会場
    兵庫陶芸美術館
    住所
    〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
    079-597-3961
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