「天体と宇宙の美学」展

    滋賀県立美術館 | 滋賀県

     地球上の生命の源である太陽、満天の夜空に輝く星や月、無限に広がる宇宙空間に漂う銀河系。宇宙の神秘と謎はたえず人間の魂を魅了し、人々の想像力をかき立ててきました。古代より星辰の運動は、航海や牧畜、農耕などの日々の労働と生活に密接に結びつき、また惑星と黄道十二宮は、人間の性質や運命に多大な影響を及ぼすと考えられてきました。近代以降、天文学がめざましい発展を遂げ、宇宙に関する知識は飛躍的に拡大深大しましたが、それでもなお宇宙は人間にとって、無限の謎を秘めた存在であり、今なお人々は夜空を見上げ、星や宇宙に思いを馳せています。  この展覧会は、近現代美術を中心に、太陽と月、惑星や恒星、銀河などの天体と宇宙を主題にした美術作品を、絵画、水彩、版画、写真、立体作品など、さまざまな分野から選び、芸術家が、天体や宇宙をどのように思い描き、作品の中にどのような夢を託してきたのかを、天文学からいかなる影響を受けてきたのかなど、人間と天体、人間と宇宙の関わりを美術の中に探ります。  物語の中に表された天体、人間にとって最も親しい存在である太陽と月の多様な表情、天球図や黄道十二宮の豊かなイメージ、夜空に輝く無数の星や流れ星、銀河、星雲、あるいは星の誕生から滅亡へと至る壮大な宇宙のドラマ。芸術家の魂がとらえた天界のイメージの中には、人間の喜びや悲しみ、不安や畏れ、無限の彼方への夢と憧憬、未知なるものへの飽くなき探求心などが映し出されています。そして、作品の前でそっと耳を澄ませば、人間や自然をも内包する大宇宙の鼓動が、密かに聞こえてくることでしょう。
    会期
    2007年10月6日(土)〜11月18日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館16:30まで)
    料金
    一般900円(700円)、高大生650円(500円)、小中生450円(350円) ※( )内は前売・20名以上の団体料金
    休館日 月曜日(ただし10月8日(月・祝)は開館、翌9日(火)は休館)
    会場
    滋賀県立美術館
    住所
    〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1(文化ゾーン内)
    077-543-2111
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