報道写真とデザインの父

    名取洋之助展

    日本橋髙島屋S.C.本館 | 東京都

    1931年、遊学先のドイツで21歳という若さで報道写真家となった名取洋之助は、1933年の帰国後も欧米のグラフ誌に写真を送り続け、大戦を挟んだ激動の時代に日本の実相を生き生きと海外に伝えました。世界を席捲したアメリカのグラフ誌『LIFE』(1936年創刊)と日本人初のカメラマンとして契約。寄稿した写真が表紙を飾るなど幾度も取り上げられ、高い評価を得ています。 また、海外に日本の文化を紹介する目的で作られたグラフ誌『NIPPON』(1934年創刊)、戦後の『岩波写真文庫』(1950年創刊)など、名取がプロデューサーとして指揮した刊行物は、優れた写真と清新なデザインによりそれぞれの時代を象徴するものとなりました。日本を代表する写真家木村伊兵衛、日本のグラフィックデザイナーの草分け的存在の原弘や河野鷹思らと仕事を重ね、リアリズム写真の巨匠土門拳、国際的フォトジャーナリスト三木淳、稲村隆正、長野重一、日本のグラフィックデザイン界を代表する亀倉雄策、のちに漫画家となった岡部冬彦らを育てた名取は、“報道写真とデザインの父”とも言われています。 今展は、名取が日本や海外のグラフ誌のために撮影したベルリンオリンピックやアメリカ大陸、朝鮮半島、写真集『ロマネスク』や岩波写真文庫に収められた中国各地の写真など約150 点と、木村伊兵衛、土門拳らの作品20点以上、刊行物や資料約150 点を紹介いたします。撮影に使用したカメラ、初出品となる日誌やスクラップブック、パスポートなども展示し見どころが満載です。
    会期
    2013年12月18日(水)〜12月29日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:30~19:30
    ※本館8階特別食堂とレストラン街及び地2階レストラン街は11:00~21:30
    料金
    一般800 円、大学・高校生600 円、中学生以下無料
    公式サイト http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/natori_y/index.html
    会場
    日本橋髙島屋S.C.本館
    住所
    〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1
    03-3211-4111
    名取洋之助展のレポート
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    「報道写真とデザインの父」の歩み
    戦前から戦後まで活躍した、写真家の名取洋之助。自らが手がけた刊行物で若手を積極的に登用し、多くのクリエイターを育てた「報道写真とデザインの父」の全貌を俯瞰する企画展が、日本橋高島屋で始まりました。
    会場
    会期
    2013年12月18日(水)~12月29日(日)
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