天領として栄えた時代の町並みを保存する倉敷美観地区に佇む「きび美ミュージアム」。
川沿いから路地を入ると、風にそよぐ竹林庭園と、モダンスタイルの倉敷町家が皆様をお迎え致します。
当ミュージアムは3つの展示室からなり、古代から現代までの吉備文化の精粋をご紹介しています。
まず「刀陶(とうとう)の間」では、古代吉備の考古遺物や、備前・備中の刀剣、備前焼の優品を展示。平安時代後期の古青江の太刀「宗貞」(県重文)は必見です。
「有彩(ゆうさい)の間」は、洋画王国といわれた岡山ゆかりの油彩画を展開。倉敷出身の寺松国太郎、河原修平などの作品を、竹林に臨む空間でゆったりとご鑑賞頂きます。
そして「翰墨(かんぼく)の間」は書画。玉島円通寺ゆかりの良寛と、連島宝島寺の住持を勤め能書家で知られた寂厳の書作を柱とする書画コレクションにより、吉備の知性と風韻に包まれます。
また、多目的に活用できる「きび美ホール」、茶室「聴竹亭(ちょうちくてい)」では、折々に文化に親しむイベントを開催しています。