大阪市立美術館「千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子 日出づる処の天子」会場
来年、令和4年(2022)の聖徳太子没後1400年目に合わせ、太子の生涯をたどりるとともに、没後の太子信仰の広がりを紹介する展覧会が、大阪ではじまる。
聖徳太子(574-622)は、推古天皇の摂政として十七条憲法の制定や遣隋使の派遣など国家体制の確立に大きく貢献。大阪・四天王寺や奈良・法隆寺の創建に代表される、仏教を篤く信奉する日本仏教の礎を築いた。
展覧会では、太子が推古天皇元年(593)に創建した四天王寺所蔵の作品を中心に、太子生涯の事跡を描いた「太子絵伝」や、成長する年齢ごとに表された「太子像」を紹介。
最澄や親鸞をはじめとする名だたる開祖・祖師が、自派の拠りどころとして太子を讃仰するなど、1400年の長き渡って特別な存在であり続けている太子に関わる美術の全貌を明かし、“聖徳太子とは何か”という疑問に答えていく。
「千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子 日出づる処の天子」は、大阪市立美術館で2021年9月4日(土)~10月24日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円など。
大阪展の後、東京・サントリー美術館へ巡回する。
大阪市立美術館「千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子 日出づる処の天子」会場
大阪市立美術館「千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子 日出づる処の天子」会場
大阪市立美術館「千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子 日出づる処の天子」会場