
WHAT MUSEUM「Self-History」 会場風景
国際芸術祭「あいち2022」の組織委員会会長を務める大林剛郎氏のコレクションを紹介する3つの展覧会が、東京で始まる。
「安藤忠雄 描く」は、建築家・安藤忠雄による初期のドローイング、シルクスクリーンを含む平⾯作品15点を展⽰。
上海ビエンナーレ(2000年開催)で制作された、⻑さ10mの《ベネッセハウス-直島コンテンポラリーアートミュージアム》ドローイングは⽇本初公開。
初期建築作品のスケッチや、未完に終わった《宇都宮プロジェクト》《中之島プロジェクトⅠ(⼤阪市庁舎)》のシルクスクリーンも紹介する。
「都市と私のあいだ」は、都市と、アーティストや私たちの「あいだ」に存在する、都市を形成するさまざまな要素(都市基盤・建築・インテリア・模型等)を被写体とし、9名のアーティストがそれぞれの視点で都市を捉えた写真作品を中心に15作品を展示。
野口里佳、トーマス・ルフ、アンドレアス・グルスキーの初期作品などのほか、トーマス・デマンドの写真とその被写体である妹島和世建築設計事務所による「すみだ北斎美術館」スタディ模型も同時に展示される。
「Self-History」は、大林氏がこれまでに収集した現代美術作品を中心に、コレクションの集大成とも言える約40作家の作品を展示。
出展作家は、吉原治良、ライアン・ガンダー、ヤマガタヒロミチ、ベルント&ヒラ・ベッヒャー、トーマス・ルフ、李禹煥、森村泰昌、トレイシー・エミン、ハンス=ペーター・フェルドマンなど。
3展ともに東京・品川区のWHAT MUSEUMで2021年9月25日(土)~2022年2月13日(日)に開催。入場料は一般 1,200円など。

WHAT MUSEUM「安藤忠雄 描く」 会場風景

WHAT MUSEUM「都市と私のあいだ」 会場風景