東京都写真美術館「TOPコレクション メメント・モリと写真」会場
ラテン語で「死を想え」という意味を持つ「メメント・モリ」をテーマに、約150点の写真作品を紹介する展覧会が東京で始まる。
「メメント・モリ」は、キリスト教世界において、人々の日常がいつも死と隣り合わせであることを示す警句。
ペストが大流行した14~17世紀の中世キリスト教世界において、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽など芸術作品の題材として広く伝播していった。
一方で、写真は死を想起させるメディアであることは、数多くの写真論の中で度々言及されている。
展覧会では、ウジェーヌ・アジェ、W.ユージン・スミス、ロバート・フランク、マリオ・ジャコメッリなど19世紀から現代を代表する写真群から厳選された作品を展示。メメント・モリと写真の関係性を再考する。
「TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか」は東京都写真美術館で2022年6月17日(金)~9月25日(日)に開催。入館料は一般 700円など。
東京都写真美術館「TOPコレクション メメント・モリと写真」会場
東京都写真美術館「TOPコレクション メメント・モリと写真」会場
東京都写真美術館「TOPコレクション メメント・モリと写真」会場