太田記念美術館「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」会場
浮世絵に描かれた猫に着目した展覧会が、東京で始まる。
猫は現在のように江戸時代でもペットとして愛玩されたことはもちろん、化け猫として物語にも登場するなど、庶民の身近にある存在だった。
浮世絵の世界でも、飼い猫をはじめ、擬人化された猫や、メス猫の一代記など、さまざまなかたちで表現されてきた。
展覧会では、猫好きとして知られる歌川国芳をはじめ、歌川広重、月岡芳年などによる、猫を描いた浮世絵作品、計180点(前後期あわせて)を紹介。
猫を題材にした子ども向けの「おもちゃ絵」など、ユニークな作品も展示する。
前期展示(4/1~4/25)では、歌川国芳による猫の絵の名作《猫の当て字》全5点(たこ、うなぎ、かつを、ふぐ、なまづ)が出展。5点が揃って展示されるのは「おそらく初めて」(太田記念美術館 主幹学芸員 赤木美智さん)となる。
「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」は太田記念美術館で2023年4月1日(土)~5月28日(日)に開催。入館料は一般 1,200円など。
太田記念美術館「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」会場
太田記念美術館「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」会場
太田記念美術館「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」会場