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生誕100年 宮本隆
内容
このたび、高梁市歴史美術館では、高梁市備中町出身の彫刻家 宮本隆(1917~2014)の
生誕100年を記念して、特別展を開催いたします。
宮本隆は幼い頃から彫刻に親しみ、15歳で上京して、高梁市成羽町出身の彫刻家 児島矩一
のもとで彫刻の基礎を習得しました。1937年(昭和12)には、東京美術学校(現東京藝術大学)
彫刻科木彫部に進学し、関野聖雲・平櫛田中などに学びました。同校卒業後は、岡山県を中心に
活動し、日本美術展覧会(日展)で23回連続入選するなど輝かしい功績を残しています。そのほ
か、第17回国民体育大会の記念像「友情」(岡山県総合グラウンド)などの屋外彫刻や肖像彫刻
を数多く手がけています。
また宮本は、1953年(昭和28)に岡山大学に新設された教育学部特設美術科助教授に着任し、
彫刻を志す若者を指導しました。岡山大学退職後は岡山彫刻会を設立し、後進の育成に尽力する
など岡山彫刻界発展の礎を築きました。
今展では、宮本隆の生誕100年を記念して、最初期から晩年に至るまでの作品等、約60点を
展覧いたします。
料金
大人 500円 / 高校・大学生・65歳以上 300円 / 中学生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方と介助者1人が入館するときは無料
休館日
毎週火曜日(10月22日(火・祝日)は開館。)10月23日(水)、12月28日~1月4日
アクセス
●JR「伯備」線「備中高梁」駅下車、南へ徒歩約7分
●岡山自動車道「賀陽I.C.」から車で約15分