「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」

    福岡市博物館 | 福岡県

     吉村作治教授率いる早稲田大学古代エジプト調査隊の活動40年を記念して、これまで同隊が発掘した約250点あまりを一挙公開!  1966年から開始された調査は、ルクソール西岸の「マルカタ南・魚の丘遺跡」「クルナ村貴族墓」「王家の谷・西谷遺跡」、カイロ南郊の「アブ・シール南遺跡」「ダハシュール北遺跡」、ギザのピラミッド地区において数多くの成果を生み出してきました。本展覧会ではこれらの遺跡から早稲田隊が40年にわたり発掘してきた数多くの遺物の中から、特に価値あるもの展示します。  エジプトにおける学術的発掘調査は、19世紀初頭以降、フランス・イギリス等のヨーロッパの国々により開始されましたが、多くの出土品がエジプトからヨーロッパへ運び出されました。外国の調査はその見返りとして発掘品の分配を求めたのです。しかし、早稲田大学古代エジプト調査隊は、旧来の伝統的方法と決別し、発掘品を国外に持ち出すことなく、そのすべてをエジプト国内にとどめ、保存・研究を行う方途を確立させました。今回開催の「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」は、早稲田隊による発掘品をエジプト政府の特別の協力により借り受け、日本で初めて公開するものです。早稲田隊の長年にわたる不断の努力と、エジプトから得た信頼によって切り拓かれた扉から、エジプト5000年の歴史が甦ります。  数多くの魅力ある展示品の中でも必見は、昨年1月5日に発見された青いミイラマスクと彩色箱型木棺でしょう。早稲田隊がダハシュール北遺跡で発見したものです。中王国時代、今から3800年前に活躍した行政官セヌウのミイラで、未盗掘の完全な形で発掘された事例としては最古級であり、発見後一躍世界的に有名となりました。全世界に先駆けて、ここ福岡で初公開されます。この他、早稲田隊が1987年にクフ王の大ピラミッド脇で発見した「第2の太陽の船」引揚げ・復元プロジェクト等を紹介します。
    会期
    2006年7月14日(金)〜9月3日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:30(入館17:00まで)
    ※夏期開館時間変更あり。詳しくはHPをご覧下さい。
    料金
    一般1300円(1100円)、高大生900円(700円)、小中生500円(300円) ※(  )内は前売り・20人以上の団体、および身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳・シルバー手帳提示者の割引料金。 ※前売券はチケットぴあ(Pコード686-604)、ローソンチケット(Lコード86000)、博多駅マイングPG、博多大丸PG、博多リバレインアートリエなどで販売。
    休館日 毎週月曜日(ただし7月18日〔月・祝〕は開館、翌日休館)
    会場
    福岡市博物館
    住所
    〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1
    092-845-5011
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