特別展

    特別展 燕子花図と藤花図 光琳、応挙 美を競う

    根津美術館 | 東京都

    国宝「燕子花図屏風」の季節が、今年もやってきます。このたびは、尾形光琳の筆になる「燕子花図屏風」を、やはり当館所蔵の近世絵画を代表する作品のひとつ、円山応挙による重要文化財「藤花図屏風」とともに展示して、美を競わせる趣向です。 尾形光琳(1658~1716)は、京都の高級呉服商の家に生まれ、やがて絵画の道を志し、独自の装飾的な画風を打ち立てる一方、工芸デザイナーとしての才能にも恵まれました。18世紀のはじめ、光琳40歳代の作品「燕子花図屏風」は、衣裳文様にも通じる大胆なデザインを六曲一双屏風に展開し、上質な絵具をふんだんに用いて豊麗な絵画世界をつくりだしています。 「藤花図屏風」は、「燕子花図屏風」のおよそ70年後に、同じ京都で、44歳の円山応挙(1733~95)が描いた作晶です。無背景の金地に単一の植物モチーフを描く点では共通しながら、幹や枝を描く即興的な筆墨や花房をあらわす複雑な色づかいなど、「燕子花図屏風」とは異なる、瀟酒でかつ斬新な美しさをたたえています。対象の細やかな観察と高度な技法が融合した、応挙の写生画風の真骨頂を示す作品です。 本展は、この対照的な美を誇る2件の作品を中心に、琳派の金屏風の数々、さらには応挙にはじまる円山派、四条派の作品を加えた約20件の作品によって、近世絵画の美をお楽しみいただく展覧会です。 5月13~18日は夜7時まで開館いたします。
    会期
    2014年4月19日(土)〜5月18日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般 1,200(1,000)円/学生 1,000(800)円
    ※()内は20名以上の団体料金
    ※中学生以下無料
    休館日 月曜日休館 ただし4月29日(火祝)~5月11日(日)は無休
    公式サイト http://www.nezu-muse.or.jp/
    会場
    根津美術館
    住所
    〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
    03-3400-2536
    特別展 燕子花図と藤花図 光琳、応挙 美を競うのレポート
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    この季節ならではの、お楽しみ
    この時期の根津美術館といえば、尾形光琳による国宝《燕子花図屏風》。今年は円山応挙の重要文化財《藤花図屏風》と比べてお楽しみいただけます。
    会場
    会期
    2014年4月19日(土)~5月18日(日)
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