
静岡県熱海市のMOA美術館で所蔵企画展「又兵衛 山中常盤物語絵巻」が始まった。
江戸時代初期に活躍した岩佐又兵衛勝以(いわさまたべえかつもち:1578~1650)の代表作である重要文化財《山中常盤物語絵巻》全12巻を一堂に展示する企画展。
「山中常盤物語」は、奥州へ下った牛若を訪ねて都を旅立った母の常盤御前が、山中の宿で盗賊に殺され、牛若が仇を討つストーリー。常盤主従が殺される場面や義経が盗賊たちに仇討ちをする場面など凄惨な場面を鮮烈に描写し、又兵衛が描いたとされる絵巻物群の中で最も生気あふれる作品とされている。
全12巻を一堂に展示するのは3年ぶりとなる。
所蔵企画展「又兵衛 山中常盤物語絵巻」はMOA美術館で2015年6月17日(水)まで開催。観覧料は一般 1,600円、大学生・高校生 800円、シニア(65歳以上) 1,200円、中学生以下無料。
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