特集
    2022年 秋のおすすめ展覧会 ベスト10 ― 首都圏版 ― [9月・10月・11月]

    2022年秋に首都圏で開催される展覧会の中から、編集部おすすめする10選をご紹介。芸術の秋にぴったりの刺激溢れる展覧会が盛りだくさんです。全国版はこちら

    今年、連載開始から50年を迎える池田理代子の『ベルサイユのばら』。老若男女に愛されている不朽の名作ベルばらの魅力を紹介する「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ー ベルばらは永遠に ー」が東京シティビューで開催。マリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、初公開も含めた貴重な原画や、“オスカルの部屋”を再現し舞台衣裳や小道具する宝塚歌劇のコーナーも設置されます。

    北欧デザインがお好きな方におすすめするのは、Bunkamura ザ・ミュージアム「イッタラ展」です。イッタラの創立140周年を記念し、アルヴァとアイノのアアルト夫妻やカイ・フランクなどフィンランドを代表するデザイナーたちによるテーブルウェアやオブジェを通して、イッタラのアートの創造性、歴史や美学を紹介します。

    今年、創立150年を迎える東京国立博物館では、国宝89件すべてを含む名品から“トーハク”の全貌を紹介する展覧会を開催。注目は、約100年ぶりに里帰りするキリンの剥製標本や、国宝の刀剣19件が並ぶ「国宝刀剣の間」。トーハクの150年を3期に分け、資料や作品、再現展示、各時代の映像を紹介する特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 は10月18日から(会期中展示替えあり)。

    静嘉堂文庫美術館は、10月1日に開館記念展「響きあう名宝 ― 曜変・琳派のかがやき ―」を開催。創設130周年を迎える静嘉堂は、世田谷岡本の地から、丸の内の重要文化財建築、明治生命館に移転。記念展では、曜変天目や俵屋宗達筆《源氏物語関屋澪標図屛風屏風》をはじめ所蔵する7件の国宝すべてを、前・後期に分けて公開されます。

    三井記念美術館では「大蒔絵展 ― 漆と金の年千物語」を開催します。国宝「源氏物語絵巻」など、江戸から明治時代にかけて活躍した小川破笠や柴田是真ら個性的な蒔絵師に、現代作家を加え、選りすぐりの名品から蒔絵の歴史を紹介します。

    日本の鉄道の開業も150周年を迎えます。1872年の鉄道開業から今日までの鉄道史を、錦絵から近現代美術まで、鉄道をモチーフにした作品とともに振り返る「鉄道開業150周年記念展 鉄道と美術の150年」が東京ステーションギャラリーで行われ、美術を介して鉄道史を振り返ります。

    国立科学博物館では、人間を含む生物に害を与える物質“毒”に着目した展覧会が開催されます。 動物や植物、菌類など自然界のあらゆるところに存在する“毒”について、スペシャリスト9名が多角的な視点から徹底的に掘り下げる、特別展「毒」は11月1日から。

    同じく11月1日からはじまるのは「大竹伸朗展」。1980年代初めのデビュー以来、絵画や彫刻、インスタレーション、デザインや映像、音楽など猛烈な創作意欲でありとあらゆる表現方法を手掛けている大竹伸朗(1955-)。2006年の東京都現代美術館での「全景」以降となる本回顧展は、東京国立近代美術館で開催後、愛媛県・富山県へ巡回します。

    植物を正確に伝えるために、美しく科学的にも精密にえがかれたボタニカル・アート。その中でも食用となる植物を描いた作品に焦点をあてた「おいしいボタニカル・アート ー 食を彩る植物のものがたり」がSOMPO美術館で開催されます。野菜や果物だけでなく、コーヒーやお茶、イギリスの食生活を大きく変えた食物の植物画を通して、イギリスの文化と歴史をたどります。

    バレエやオペラの輝かしい殿堂として知られているパリ・オペラ座。アーティゾン美術館「パリ・オペラ座 ― 響き合う芸術の殿堂」展では、パリ・オペラ座の17世紀から現在までの歴史から多様なつながりをテーマを紹介していきます。

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    ヒトを含む生物に害を与える物質「毒」を、科博で初めて掘り下げる展覧会
    動物、植物、菌類、鉱物、人工毒など、自然界のどこにでも存在する「毒」
    動物学、植物学、地学、人類学、理工学と、各分野のスペシャリストが参画
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    国立科学博物館 | 東京都
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    2022年11月1日(火)〜2023年2月19日(日)